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色指定の具体例:プロンプトで色を正確に伝える

最初にハマった罠を正直に書く。

Claude Designに「シンプルでモダンな青を使ったバナーを作って」と入力した結果、明るいロイヤルブルーが出てきた。自分が想定していたのは落ち着いたネイビーに近い青だった。

やり直しのプロンプトを重ねること4回。「もっと暗く」「もう少し落ち着いた感じで」「ネイビー寄りで」——全部ズレた。

原因は単純で、色の指定が曖昧すぎた。色はプロンプトの中でも最も「感覚値のズレ」が出やすい要素だった。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

一番確実なのはHEXコードを直接渡すことだ。

プライマリカラーは #1A2744(ダークネイビー)、
アクセントカラーは #E8A838(ゴールド)でLPを作って。

これで色ブレはほぼなくなった。ブランドカラーが決まっているプロジェクトでは、最初からHEXを渡すのが正解だ。

ただし落とし穴がある。背景色や文字色までHEXで指定しないと、その周辺色がAIの判断に委ねられる。メインの2色だけ指定して「あとはいい感じで」にすると、補色選定がバラバラになることがある。

できれば以下の4色セットで渡すと安定する:

- プライマリ: #1A2744
- アクセント: #E8A838
- 背景: #F5F4F0
- テキスト: #1C1C1C
LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。

HEXがわからない、またはまだ色を決めていない段階では自然言語で指定する。このとき「青」「赤」ではなく、形容詞を2つ以上組み合わせるのが効く。

うまくいった例:

  • 「くすんだオフホワイト、クリームよりやや温かみのある白」
  • 「深みのあるフォレストグリーン、ダークで落ち着いた印象」
  • 「コーポレート感のあるダークネイビー、黒に近い紺」
  • 「ペールラベンダー、グレーがかった薄紫で主張しすぎない感じ」

うまくいかなかった例:

  • 「洗練された青」→ 毎回違う青が出る
  • 「自然な緑」→ 解釈が広すぎ
  • 「ビジネスっぽい色」→ たいていグレー系が出る

形容詞の組み合わせで彩度・明度・温度感の3軸を意識すると、ズレが減る。

ブランドカラーをまるごと渡す

Section titled “ブランドカラーをまるごと渡す”

既存ブランドに合わせる場合は、スタイルブリーフとして冒頭に渡す方法が効果的だ。

【ブランドカラー】
- メイン: #2B4B8C(コーポレートブルー)
- サブ: #FFFFFF(白)
- アクセント: #FF6B35(オレンジ)
- テキスト: #1A1A1A
このカラーパレットを厳守して、営業資料の表紙を作って。
テキストは必ず#1A1A1Aを使うこと。オレンジは見出しのアンダーラインにのみ使うこと。

「厳守」「〜のみ使う」という言葉を入れると、AIが勝手にアレンジする頻度が下がった。ルールとして渡すのがポイントだ。

グラデーションも鬼門だった。「グラデーション背景にして」だと毎回違うものが出る。

効いた書き方:

背景は #1A2744 から #2E5090 への縦グラデーション(上が濃い、下が明るい)

方向(縦・横・斜め)と濃淡の向き(どちらが濃いか)を明示する。これで3回以内に意図通りのものが出るようになった。

  1. HEXコードがあるなら必ずHEXで渡す(最も確実)
  2. 自然言語なら形容詞を2つ以上組み合わせる(彩度・明度・温度感の3軸)
  3. ルールとして明示する(「〜のみ使う」「厳守」)
  4. グラデーションは方向と濃淡の向きを指定する

色指定だけで生成のブレが7〜8割減る感覚がある。プロンプトで悩んでいるなら、まず色の書き方を見直すのが先決だ。

作成日:2026年6月2日

更新日:2026年6月2日