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マーケター向けClaude Design活用ガイド

マーケターほどClaude Designと相性がいい職種はない、と個人的には思っている。デザイナーへの依頼待ちで施策が止まる、ちょっとしたバナー修正に2日かかる——そういう「デザイン詰まり」をほぼ解消できるからだ。

ただし「すごく便利」だけでは終わらせたくない。実際に使ってみてわかった罠や、効くプロンプトのパターンも一緒にまとめる。

SNS投稿画像は「サイズ × トーン × 要素」を一行で指定する

Section titled “SNS投稿画像は「サイズ × トーン × 要素」を一行で指定する”

SNS用の画像で最初にハマるのがサイズ指定。「Instagramの正方形で」と書くだけだと、出てくるレイアウトが縦横ちぐはぐになることがある。

効くのはこの形:

1080×1080px正方形、背景は深緑、テキスト「夏のキャンペーン開催中」を
中央配置(明朝体・白)、右下に小さくロゴエリア。
シンプルで高級感のある雰囲気。

「高級感」「ポップ」「ミニマル」といったトーンワードを入れると、配色やフォント選択がぐっと方向性を持つ。逆に入れないと、Claude Designが「無難な何か」を出してくる確率が上がる。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

広告バナーはA/Bパターンを一気に出させる

Section titled “広告バナーはA/Bパターンを一気に出させる”

バナー制作で時間がかかるのは、案出しと微調整の往復だ。Claude Designでは最初から「2パターン出して」と頼める。

夏の新商品バナー(728×90px)を2パターン作って。
パターンA: キャッチコピー主体、商品名を大きく
パターンB: 写真的な雰囲気で、テキストは少なめ
どちらも背景はオレンジ系でCTAボタンあり

ここで正直に言うと、「2パターン」と頼んでも実際には片方がかなり似通っていることがある。そういう時は「パターンBをもっとテキスト少なく、余白を増やして」と追い指示すれば修正してくれる。完全にゼロから作り直す手間よりずっと速い。

CTA: Call To Action(行動喚起)。ボタンやリンクでユーザーに次の行動を促す要素。

メールヘッダー画像は「文字を入れすぎない」が鉄則

Section titled “メールヘッダー画像は「文字を入れすぎない」が鉄則”

メルマガのヘッダー画像でよくやる失敗が、情報を詰め込みすぎること。Claudeに「キャンペーン名、日程、URL、ロゴ全部入れて」と頼むと、読めない小さいテキストが並んだ画像が出てくる。

メールヘッダーに入れる要素は3つまでに絞るのが現場の感覚。

メールヘッダー画像(600×200px)
要素: ①ロゴ(左上)②「秋のセール開催」(中央・大文字)
③期間「10/1〜10/31」(右下・小)
背景はグラデーション(濃い青→水色)、テキストは白

「URLは本文に書けばいい」と割り切ることで、ヘッダーが視覚的に機能する。

LPのファーストビュー素材として使う

Section titled “LPのファーストビュー素材として使う”

LP全体をClaude Designで作るのはまだ厳しい(コーディングとの連携で手間がかかる)。でもファーストビューの「イメージ画像」や「背景グラフィック」として使うのは十分実用的だ。

「ヒーローセクション用の背景画像を作って、テキストオーバーレイ用に上部を暗くして」という指示が実際によく通る。この画像をそのままHTMLのbackground-imageで使う運用をしている。


Claude Designを使い始めて気づいたのは、「デザイナーに頼む前の作業」がまるごと変わるということ。ラフ案を言語化して依頼するより、まずClaude Designで形にして「こんな感じ」と見せる方が、デザイナーとのすり合わせも速くなった。完成形ではなくコミュニケーションツールとして使う発想が、マーケターには一番フィットする。

LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。

作成日:2026年6月7日

更新日:2026年6月7日