インフォグラフィックを3時間で作った話——Claude Designで数字を「見せる」コツ
きっかけは「この数字、図にして」という一言
Section titled “きっかけは「この数字、図にして」という一言”クライアントから「採用データをインフォグラフィックにしたい、来週のプレゼンで使う」と依頼が来た。Illustratorを開く時間も、デザイナーに頼む余裕もない。即席でClaude Designを試した。
結論から言うと、3時間で完成した。ただし1時間は「なぜ思い通りにならないか」と戦う時間だった。
最初のプロンプトはとにかく粗くていい
Section titled “最初のプロンプトはとにかく粗くていい”まず雑に投げた:
採用データをインフォグラフィックにして。応募者数: 1,200名一次通過率: 23%最終内定率: 3.2%社内比率: エンジニア60%、営業25%、その他15%出てきたのは、それなりのグラフっぽいもの。でも「説明っぽくて、パッと見でわからない」という感じ。数字が並んでるだけでストーリーがない。
「ストーリーを指定する」が一番効いた
Section titled “「ストーリーを指定する」が一番効いた”インフォグラフィックで重要なのは、数字ではなく「何を伝えたいか」だと気づいた。
改善後のプロンプト:
採用漏斗(ファネル)のインフォグラフィックを作って。メッセージ:「厳選採用で3.2%の精鋭チームを実現」
構成:1. 応募1,200名 → 一次通過276名 → 内定38名、という漏斗を大きく表示2. 「競争倍率31.6倍」を強調数字として中央に配置3. 内定者の職種比率を小さいパイチャートで右下に添える
スタイル:プロフェッショナル、ネイビー×ゴールド基調、プレゼン向けこれで一気にクオリティが上がった。「伝えたいこと」「強調数字」「配置の意図」をセットで渡すのがポイント。
踏んだ罠2つ
Section titled “踏んだ罠2つ”罠1:数字は自分で計算して渡す
「応募1,200名で内定率3.2%」と書いても、「38名」という実数を自動で計算して表示してくれなかった。Claude Designはビジュアライゼーション専門で、計算は自分でやる前提。全部計算済みの数字を渡すこと。
罠2:フォーマットは最初に指定する
最初にフォーマットを指定しなかったら、スライド横向き(16:9)で出てきた。インフォグラフィックは縦長が多いのに。後から「縦にして」と言い直すとレイアウトが崩れやすい。最初から「A4縦長」「Instagram縦型 4:5」「800×1200px」など明示すること。
使えるようになったプロンプトの型
Section titled “使えるようになったプロンプトの型”[フォーマット] A4縦長 / Instagram縦型 / スライド横型[メインメッセージ] ○○を一言で[強調したい数字] 最大3つ[構成要素] ①〜 ②〜 ③〜[スタイル] カラーパレットと雰囲気[用途] プレゼン・SNS・印刷これを埋めてから投げると、1回目でかなり近い出力が来る。修正ラウンドが減る。
向いている・向いていない用途
Section titled “向いている・向いていない用途”向いている:ファネル図、比率の可視化、タイムライン、数字の強調、ステップ説明
向いていない:複雑な折れ線グラフ(Excelの方が正確)、地図データの可視化、正確な数値が命のチャート
最終的な作業時間は大枠決め15分→構成固めて再投入30分→細かい修正90分→エクスポート調整25分で計3時間。Illustratorで作ったら半日コースのやつだった。
インフォグラフィックは「数字を見せる」ではなく「メッセージを数字で伝える」ツール。その意図をプロンプトに組み込んだとき、Claude Designは本領を発揮する。
作成日:2026年7月22日
更新日:2026年7月22日