採用サイト制作でClaude Designを使ってみた
採用サイトをAIに任せてみることにした
Section titled “採用サイトをAIに任せてみることにした”NANAKAZOKUでは今年、採用ページをリニューアルした。予算もなく、外部デザイナーに頼む時間もない。「だったらClaude Designでやってみよう」という話になった。
採用サイトは制約が多い。会社のブランドの顔になるし、求職者に信頼感を与えないといけない。「なんかAIっぽいな」と感じさせた時点でアウトだ。そういうプレッシャーの中で使ってみた記録をまとめておく。
最初に送ったプロンプトは盛大に失敗した
Section titled “最初に送ったプロンプトは盛大に失敗した”最初に試したプロンプト:
採用サイトのトップページを作ってください。AI会社のNANAKAZOKUの採用ページです。返ってきたのは、どこかで見たようなテンプレ感のある青いサイトだった。「JOIN OUR TEAM」みたいな英語フレーズが大きく出ていて、グローバル感だけはある。でもNANAKAZOKUじゃない。
情報が少なすぎたのが原因だ。Claude Designは与えられた情報でしかデザインを作れない。「AI会社」という情報だけだと、それっぽいテンプレを出すしかない。
効いたプロンプトの書き方
Section titled “効いたプロンプトの書き方”こう書き直した:
採用サイトのトップビジュアルを作ってください。
会社の雰囲気:- AIスタートアップだが、堅苦しくない。カジュアル寄り- チームは少人数(7人家族という意味でNANAKAZOKU)- 「AIを生活に溶け込ませる」が理念- 日本語サイト、ターゲットは20〜35歳のエンジニア・デザイナー志望
デザイン指示:- 背景:深めのネイビー #0D1B2A- アクセント:明るいターコイズ #00C9A7- 日本語フォント:Noto Sans JP- 英語テキストは最小限。日本語メイン
見せたいメッセージ:「普通のスタートアップじゃない感」これで一気に近い感じのものが出てきた。ブランドカラーを16進数で指定したのが大きかった。「カジュアル」「信頼感」みたいな感覚的な言葉も最後に添えると、全体の雰囲気調整に効く。
採用サイト特有のはまりどころ
Section titled “採用サイト特有のはまりどころ”メンバーの「顔」をどう表現するか
Section titled “メンバーの「顔」をどう表現するか”採用サイトには「チームの雰囲気」が必要だ。実際のメンバー写真は使えないので、Claude Designにイラスト風のアバターを頼んでみた。が、これがクセものだった。
「多様なメンバーのアバター」と頼むと、海外向けっぽい絵柄になりがちだ。日本のスタートアップ感を出すには「線画テイストのシンプルなアイコン、顔は抽象的に」と具体的に指定する必要がある。あいまいに任せると、確実に海外テイストになる。
CTAボタンの文言問題
Section titled “CTAボタンの文言問題”「応募する」「話を聞く」「カジュアル面談」——このあたりは会社によってニュアンスが全然違う。Claude Designが文言を提案してくれることもあるが、採用のコンテキストは独特なので、自分でテキストを明示してプロンプトに入れたほうが安全だ。任せると無難な英語になる。
スマホ表示が後回しになりがち
Section titled “スマホ表示が後回しになりがち”生成されたデザインはデスクトップ想定が多い。採用サイトはスマホで見る求職者も多いはずなので、「スマートフォン表示(375px幅)に最適化したバージョンも見せて」と別プロンプトで送るのを忘れずに。最初から両方指示してもいい。
実際にかかった時間と結果
Section titled “実際にかかった時間と結果”プロンプトの試行錯誤に3時間ほどかかった。10回以上はやり直した。
最終的には、Claude Designで作ったビジュアルをベースに、テキストと細部をHTML/CSSで手直しして完成させた。完全にClaude Designだけで終わった、とは言えない。でも「ゼロからデザイナーに依頼して戻りを待つ」よりは圧倒的に速かったし、イメージのすり合わせの無駄もなかった。
採用サイトに使うときのポイントまとめ
Section titled “採用サイトに使うときのポイントまとめ”- ブランドカラーは16進数で最初から渡す
- 会社の雰囲気・ターゲット・使う言語をセットで書く
- 日本語フォントは明示指定(Noto Sans JP か Hiragino)
- CTAの文言は自分で決めてプロンプトに含める
- アバターやイラストは「テイスト」まで細かく指示する
- スマホ表示は別プロンプトで確認する
- 完成品ではなく「たたき台」として使う覚悟でいく
採用サイトは会社のブランドが直接出るので、全部AIに任せる気にはなれない。でも最初のビジュアルのたたき台を作るスピードは本物だった。「何もない状態から始める」のと「たたき台がある状態から始める」のでは、精神的な負荷がまったく違う。
作成日:2026年6月14日
更新日:2026年6月14日