Skip to content

YouTubeサムネイルをClaude Designで量産してみた

うちのYouTubeチャンネルは週2本ペースで動画を出している。問題はサムネイルだ。毎回デザイナーに頼むのもコストがかかるし、自分でCanvaをポチポチやるのも30分以上かかる。「Claude Designで量産できないか」と試したのが3ヶ月前。結論から言うと、今は1本あたり5分以内で仕上げている。ただしそこに至るまでの失敗がひどかった。

最初の失敗:「YouTubeサムネ作って」は通じない

Section titled “最初の失敗:「YouTubeサムネ作って」は通じない”

最初にやったのは「YouTubeのサムネイルを作ってください。タイトルは〇〇です」という雑なプロンプト。出てきたのは確かにそれっぽいデザインだったけど、縦横比が正方形に近いものが出てきた。YouTubeのサムネイルは1280×720(16:9)が必須なのに、指定しないとClaude Designは汎用的なバランスで生成してしまう。

しかもテキストが中央に小さく収まっていて、スマホで一覧表示したときに読めないサイズだった。「サムネイルっぽいもの」は作れるけど、「YouTubeで機能するサムネイル」にはなっていない。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

サイズと文字サイズは必ず明示する

Section titled “サイズと文字サイズは必ず明示する”

YouTubeサムネイルで守るべき制約を全部プロンプトに書くようにした。

YouTubeサムネイルを作ってください。
- サイズ:1280×720px(16:9)
- メインテキスト:「〇〇〇〇」を最大フォントサイズで中央上部に配置
- サブテキスト:「〇〇〇」をメインより小さく下部に
- 背景:〇〇系の色でグラデーション
- 人物画像:右側に配置(後でPhotoshopで切り抜きを貼る想定のため、右半分は人物用スペースを空けておく)
- コントラスト重視。スマホの小さい画面で見ても文字が読める強さで

この「人物用スペースを空けておく」という指示がポイントで、実際のサムネイルは後から人物写真を合成することが多い。そのスペースを最初から確保させる。

Claude Designが最初に出してくるサムネイルはだいたい**「ザ・ビジネス系YouTube」**みたいなデザインになる。青系グラデーション、太いゴシック体、黄色の吹き出し……典型的すぎて埋没する。

これを避けるために、「参考にしないでほしいデザイン」を伝えるのが効いた。

〜は避けてください:
- 赤・黄の派手な組み合わせ
- 典型的なビジネス系YouTubeっぽいデザイン
- 吹き出しや矢印などの装飾的な要素
代わりに:
- シックで落ち着いたトーン
- 余白を大切にしたレイアウト
- テキストのみでも成立するシンプルな構成

ネガティブプロンプトに相当する使い方だけど、「〜っぽいのは嫌だ」という表現がClaude Designには意外と通じる。

バリエーションを3案同時に出させる

Section titled “バリエーションを3案同時に出させる”

1本の動画に対してA/Bテストをしたい場合、毎回別々に頼むのは手間がかかる。「3パターン出して」と明示すると、同じコンテンツで雰囲気の違う3案を並べて出してくれる。

同じ内容で3パターン作ってください:
1. ダーク背景で高級感あるもの
2. 明るい背景でPOP感あるもの
3. モノクロ基調でスタイリッシュなもの
タイトルテキストは共通:「〇〇〇〇」

3案並んだ状態を見ると、どれが自分のチャンネルのトーンに合うか判断しやすい。毎回1案だけ見ていると感覚がずれてくる。

実際に量産できるようになった数字

Section titled “実際に量産できるようになった数字”

最初は1本30分かかっていたサムネイル制作が、Claude Design導入後は以下のフローに落ち着いた:

  1. プロンプトを入力(2分)
  2. 3案を見て1案を選ぶ(1分)
  3. 微調整の追加指示(1〜2分)
  4. 書き出して人物写真を合成(1分)

合計5〜6分。週2本なら月8本分、以前と比べて約200分を他の作業に回せている。

ただし人物写真の合成はまだ手作業が必要で、ここだけは別ツールを使っている。Claude Designに実際の写真を扱わせようとすると現状の精度では厳しい。「生成AIに任せられる部分」と「まだ人間がやる部分」の線引きが大事だと実感している。

作成日:2026年7月2日

更新日:2026年7月2日