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Claude Designで増えた仕事・消えた仕事——正直な変化レポート

「楽になった」だけじゃなかった

Section titled “「楽になった」だけじゃなかった”

Claude Designを本格的に使い始めて半年が経った。正直に言うと、「デザイン作業が楽になった」という単純な話ではなかった。減った仕事もあれば、逆に増えた仕事もある。今回はそれを包み隠さず書く。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

素材を探す時間がまるごと消えた

以前はフリー素材サイトを3〜4個渡り歩いて「なんとなく合いそうなやつ」を探していた。今はプロンプトに欲しいイメージを書けば30秒で出てくる。週2〜3時間は確実に取り戻せている体感がある。

空白キャンバスの「固まり」がなくなった

何もない状態からスタートする苦しさが大幅に減った。「とりあえずこれをベースに考えよう」というものが即座に生まれるので、思考のとっかかりができる。ゼロイチの壁がほぼなくなった。

テンプレートの色・フォント修正作業

CanvaやFigmaテンプレートを自分のブランドに合わせるために色を1個1個直す細かい作業が消えた。最初から「ブランドカラー#2D6A4F、ゴシック体」と指定すれば、最初から合っている状態で出てくる。

Figma: デザイナーが多く使うUIデザインツール。Claude Designの主要な比較対象。Canva: ノンデザイナー向けのグラフィックデザインツール。Claude Designのエクスポート先の一つ。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

増えた仕事(これは誤算だった)

Section titled “増えた仕事(これは誤算だった)”

プロンプトを磨く時間が新しく生まれた

減った作業の裏側で、「どう指示するか」を考える時間が増えた。特に最初の3ヶ月はプロンプトを書いては失敗し、書き直しを繰り返した。素材探しの時間は消えたが、プロンプト設計という新しい作業が生まれた。慣れた今でも、新しいデザインタイプに挑戦するたびに試行錯誤がある。

バリエーション選定という新しい判断作業

1回のプロンプトで複数の案が出てくるのは良いが、「どれが一番いいか」「何が足りないか」を判断する作業が増えた。前は1案を完成させていたが、今は4〜6案から選ぶ作業が毎回ある。選ぶ目を意識的に鍛える必要があると気づいた。

クライアントへの説明頻度が上がった

「AI使ってるの?」という質問に答える頻度が増えた。NANAKAZOKUは使っていることを隠さない方針だが、それを説明して納得してもらう時間が増えている(→詳しくはクライアントへの開示問題で書いた)。

デザインの意図を考える作業は全く減っていない。「誰に何を伝えたいか」「どんな印象を与えたいか」という部分はClaudeには任せられない。むしろ、その意図をプロンプトに落とし込む必要があるから、より言語化する力が求められるようになった気がする。

まとめ——変化は思ったより複雑だった

Section titled “まとめ——変化は思ったより複雑だった”

半年間の変化を整理すると、こうなる:

作業変化
素材探しほぼ消えた
初稿のゼロイチ大幅に減った
テンプレート細部の修正減った
プロンプト設計新しく増えた
案の選定・比較判断増えた
デザイン意図の設計変わらない

「楽になった」は本当だが、楽になった場所と増えた場所があるというのが正直なところだ。ツールが変わっても考える作業は消えない——頭を使う場所が変わった、という感覚が近い。この変化を受け入れて使い方を設計しないと、「なんか思ったより楽じゃない」と感じてしまう罠がある。

作成日:2026年8月1日

更新日:2026年8月1日