会社案内を1日で仕上げた話——Claude Designでどこまでできるか試した
きっかけ——見積もりを見て笑った
Section titled “きっかけ——見積もりを見て笑った”去年の秋、NANAKAZOKUは会社案内の刷新を考えていた。既存のものは2年前に作った10ページのPDFで、サービスの変化についていけていなかった。
デザイン会社に問い合わせたら、「Webサイト型の会社案内で80〜120万円、納期2ヶ月」という見積もりが来た。
Claude Designが手元にあったので、「1日でどこまで作れるか」を試すことにした。結論から先に言うと、印刷用PDFとWebプレビュー用の会社案内を1日で仕上げられた。ただし、途中でかなり詰まった場所があった。
実際にやったこと
Section titled “実際にやったこと”まずコンテンツを先に整えた。会社案内に必要な要素——会社概要、事業内容、実績、チーム、アクセス——を箇条書きのテキストファイルにまとめる作業を30分。ここをサボると後がしんどい。
プロンプトはこう書いた:
以下のコンテンツを使って、テクノロジースタートアップ向けの会社案内デザインを作ってください。
[会社概要]会社名:NANAKAZOKU株式会社設立:2023年所在地:東京都渋谷区事業:AIを活用したコンテンツ制作・ツール開発
[スタイル指定]- カラー:ネイビー #1a2744、アクセント #e8c547- フォント:見出しはモダンなサンセリフ、本文は読みやすい和文フォント(Noto Sans JP等)- 雰囲気:信頼感があり、でもスタートアップらしい動きのある感じ- ページ数:A4縦10ページ想定- 日本語テキストに対応した書体のみ使用すること「日本語テキストに対応した書体のみ」という一文は後から加えた。最初は書いていなかったせいで大失敗した(後述)。
うまくいったこと
Section titled “うまくいったこと”レイアウトのバリエーション出しが速かった。「スタートアップ向け、非対称グリッド、余白多め」と具体的に指定すると一気にクオリティが上がる。「会社案内っぽい感じで」だとセオリー通りの無難なものが出てくるので、自分のイメージをできるだけ言語化するのがコツ。
実績ページは特に助かった。「数字を大きく見せるインフォグラフィック的なレイアウト、3バリエーション」と指示したら即座に3案を出してくれた。人間に頼んだら「修正のたびに追加費用」になるところが、何度でも試せる。
失敗した・苦戦したこと
Section titled “失敗した・苦戦したこと”日本語フォントでひどい目にあった。
最初の出力で、見出しに指定したフォントが英数字専用のものになっていて、日本語テキストが全部豆腐(□□□)になった。プロンプトに「日本語テキストに対応した書体のみ使用すること」と明示しないとこれが繰り返す。くわしくは日本語フォントのトラブルシューティングに書いた。
会社ロゴの扱いが一番の壁だった。
「このスペースにロゴを配置して」と指示してもプレースホルダーになる。実際のロゴ画像を正確に貼り込むのはClaude Designだけでは完結しなかった。最終的にはExportしてからFigmaで合成した。ロゴが命の制作物では、ここが最大のネック。
10ページを一度に指示するとスタイルが途中で変わる。
P1〜P10を一気に頼むと、後半ページでフォントサイズやカラーが微妙にずれてくることがあった。「P1〜P4」「P5〜P7」「P8〜P10」に分けて作り、最後に「全ページのスタイルを以下の定義に統一してください」とリクエストした。この分割作業が予想外に手間だった。
結論——どんな人に向いているか
Section titled “結論——どんな人に向いているか”「デザイン会社に80万払う予算はないが、Canvaの手作り感も嫌」という立場には、かなりドンピシャだった。コンテンツさえ準備できていれば、デザインの方向性を探るプロセスが劇的に速い。
ただし完全に社内完結は難しい。ロゴや写真の実素材の貼り込み、印刷用データの精度確認は別途必要になる。「Claude Designで7割仕上げて、残り3割は手で調整する」という割り切りが現実的だった。
外注80万は払っていない。Claude Design+自社作業1.5日で、今の会社案内ができた。
作成日:2026年7月19日
更新日:2026年7月19日