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vs Microsoft PowerPoint——スライド作りはどっちに頼むべきか

PowerPointはいまだに日本の職場で最強のスライドツールだと思っている。ただ、Claude Designを使い始めてから「あ、これはPowerPointじゃなくていいな」と感じる場面が増えてきた。逆に「やっぱりPowerPointじゃないと無理」という場面もある。その正直な使い分けを書く。

「それっぽい見た目のスライド」を最初から作るとき、PowerPointは遅い。テンプレを探して、フォントを変えて、色を調整して……気づいたら1時間経っていた、という体験を誰でも持っているはず。

Claude Designだと「SaaS向けの提案資料、8枚構成、青とグレーのクールな配色で」と打てば、3分で叩き台ができる。クオリティは「デザイナーに頼んだっけ?」というレベルではないが、「社外に出せるクオリティ」はクリアしている。

スピード感が特に効いた案件:

  • 急に明日の朝イチにプレゼンが入ったとき
  • 提案前の「方向性確認用」のラフスライド
  • 社内向けの共有資料(デザインに時間をかけたくない)
Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

アニメーション・トランジションの細かい制御はまだPowerPointの圧勝。クリックごとに要素を出したい、テキストを左からスライドインさせたい、といった演出をClaude Designで精密に指示するのは今でも難しい。

既存テンプレとの整合性も課題になる。社内に決まったPowerPointテンプレがある会社は多い。フォント・カラーコード・余白——全部会社規定に合わせる必要があるとき、Claude Designの出力をそのまま使えないことが多い。結局PowerPointで手直しすることになる。

インタラクティブなプレゼン操作(スライドをその場で飛ばす、非表示スライドに切り替えるなど)も、最終的にPowerPointファイルに変換して使う場面では不便が出る。

一度、Claude Designで作ったスライドを「そのまま客先に持っていこう」と思って出力したら、日本語の折り返しが崩れていた。英語前提で組まれた部分に日本語テキストを入れると、文字数が読めないのかレイアウトが壊れるケースがある。

あと、「5枚目だけ縦レイアウトにして」という局所的な修正が苦手。全体を再生成しようとするか、無視されることが多かった。PowerPointだと5枚目だけスライドのサイズ変えて終わり、という話なのに。

実際の使い方:ハイブリッドが正解

Section titled “実際の使い方:ハイブリッドが正解”

今のNANAKAZOKUでは、こういうフローになっている:

  1. 骨子・構成はClaude Codeに考えさせる
  2. 見た目の方向性はClaude Designで3パターン出す
  3. 最終仕上げはPowerPoint(アニメ追加・テンプレ整合・細部修正)

Claude Designをデザインの「初期ドラフト機」として使い、PowerPointを「最終調整ツール」として使うイメージ。これだと両方の強みが出る。

Claude Code: AnthropicのAIコーディングツール。Claude DesignのデザインをそのままコードにするCLIツール。

結論:競合というより役割分担

Section titled “結論:競合というより役割分担”

PowerPointとClaude Designは「どちらが優れているか」ではなく「どの段階で使うか」の問題だと思っている。

場面向いているツール
ゼロからデザインを考えるClaude Design
速さが命の叩き台Claude Design
会社テンプレに合わせるPowerPoint
アニメーション・演出PowerPoint
既存スライドの部分修正PowerPoint
外部共有用の最終品PowerPoint(Claude Designで原案)

「PowerPointをやめてClaude Designに全移行」は今の段階では現実的ではない。でも「PowerPointだけで全部やる」もすでに効率が悪い。うまく組み合わせるのが現時点の最適解だと感じている。

作成日:2026年7月17日

更新日:2026年7月17日