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EC事業者・ネットショップ運営者向けClaude Design活用ガイド

ECショップの「デザイン地獄」から抜け出した話

Section titled “ECショップの「デザイン地獄」から抜け出した話”

ネットショップを運営していると、デザインの作業量は想像以上に多い。新商品のバナー、セール告知、季節キャンペーン、SNS用の投稿画像——気づいたら一週間のうち2日がデザイン作業で消えていた。

外注すれば品質は上がるけど、修正のたびにやり取りが発生して時間がかかる。Claude Designを使い始めたのは半年前。最初は半信半疑だったけど、今では商品バナーの8割はClaude Designで作っている。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

商品バナーを量産するプロンプトのパターン

Section titled “商品バナーを量産するプロンプトのパターン”

ECで一番頻度が高いのは商品バナーだ。サイトトップ用、カテゴリトップ用、楽天・Amazon用と、同じ素材を複数サイズに展開する必要がある。

実際に使っているプロンプトテンプレート:

【商品名】○○(商品の1行説明)
【サイズ】横1200×縦628px(OGP/SNSシェア用)
【ターゲット】30代女性、育児中のお母さん
【訴求ポイント】オーガニック素材・日本製・送料無料
【カラー】ブランドカラー:#3A8C60(深緑)、アクセント:#F5E6C8(クリーム)
【テキスト掲載】商品名+3つの訴求ポイント(アイコン付き)+「今すぐ購入」ボタン
【トーン】清潔感があって信頼できる。高級過ぎず、親しみやすい

このテンプレートを作ってから、一商品のバナー展開が1時間→15分になった。

プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

失敗談——スマホで見ると読めないバナーを出荷した

Section titled “失敗談——スマホで見ると読めないバナーを出荷した”

最初のセールで痛い目を見た。「夏のセールバナー作って」と雑なプロンプトで投げたら、確かにそれっぽいバナーが出てきた。でも問題は文字の視認性だった。

背景のグラデーションとテキストの色が微妙に被っていて、スマホで見ると読みにくい。PCでは気づかなかったけど、実際のお客さんの多くはスマホでアクセスしてくる。

それからは必ずこの一文を追加している:

テキストには必ず十分なコントラスト比を確保すること(WCAG AA基準以上)。
背景が複雑な場合はテキストに白い縁取りか半透明の帯を敷くこと。

この一文だけで、視認性の問題はほぼ解消した。

季節キャンペーンで特に効いた使い方

Section titled “季節キャンペーンで特に効いた使い方”

母の日、父の日、クリスマス、お歳暮——毎シーズン「また来たか」という気持ちになる。Claude Designが特に役立つのは、既存バナーのスタイルを引き継ぎながら季節感だけ変えるときだ。

以前作ったこのバナー(添付)のレイアウトとブランドカラーを維持しつつ、
母の日向けにアレンジしてください。
追加要素:ピンクのカーネーション、「母の日ギフトに」のサブテキスト
変更しないでほしい部分:ロゴ位置、フォント、CTAボタンのデザイン

添付機能とプロンプトを組み合わせると、ブランドトーンを崩さずに季節アレンジができる。外注では修正費用が発生していた作業が、自分で回せるようになった。

CTA: Call To Action(行動喚起)。ボタンやリンクでユーザーに次の行動を促す要素。

正直、Claude Designで「完璧な商品バナー」が一発で出ることはない。2〜3回の修正は必要で、特に日本語テキストの配置は手直しが必要なこともある。

ただ、「たたき台が15分で出てくる」のは圧倒的に違う。修正作業はゼロから作るより圧倒的に早い。商品点数が多いショップや、季節対応が多いカテゴリを扱っている事業者には、費用対効果がはっきり出るツールだと思う。

作成日:2026年8月16日

更新日:2026年8月16日