「生成できません」と言われたら——コンテンツポリシーエラーの回避術
Claude Designを使っていると、突然「このコンテンツは生成できません」と言われることがある。最初に食らったとき、正直「え、普通のビジネスバナーなんだけど?」と混乱した。以来、どういうパターンで拒否されるのか、どう書き直せば通るのかを体で覚えてきた。その経験をまとめる。
なぜ拒否されるのか
Section titled “なぜ拒否されるのか”Claude Designが生成を断るのは、プロンプトの「言葉」がポリシーに引っかかっているケースがほとんどだ。実際には無害なデザイン意図でも、特定のキーワードが含まれているだけで弾かれる。
よくあるパターン:
- 人物の顔を写実的に描写するよう求める → 「特定の人物を模倣するリスク」として拒否
- 医療・薬品関連のビジュアル → 「誤解を招く可能性」として拒否
- 暴力・戦争を連想させる言葉 → 軍事・スポーツ関係の正当な依頼でも弾かれることがある
- 著名人の名前を直接入れる → 「〇〇風のデザイン」ではなく名前を書くと拒否
- 成人向け・性的コンテンツと誤判定される言葉 → 「裸」「肌」などが意図せず引っかかる
実際にやらかした例
Section titled “実際にやらかした例”採用サイト用の「情熱的な赤いビジュアル」を頼んだとき、「激しい情熱」という表現が含まれていたら弾かれた。「情熱 = 過激な感情 = 扇動的なコンテンツ」という連想を触発してしまったらしい。
別の案件で「キャンペーン用のインパクトある爆発的なビジュアル」を依頼したら、「爆発」の一言でアウト。花火やエネルギー感を表現したかっただけなのに。
回避する書き直しの技術
Section titled “回避する書き直しの技術”抽象語を具体的な視覚描写に変える
Section titled “抽象語を具体的な視覚描写に変える”❌ 情熱的な赤いビジュアル
✅ 鮮やかな深紅(#C0392B)を背景色に、白文字でコピーが大きく配置された採用バナー
感情や概念ではなく、「色・形・レイアウト・フォント」の言葉だけで説明すると通りやすい。
問題の単語を別の言い方に置き換える
Section titled “問題の単語を別の言い方に置き換える”| 弾かれやすい言葉 | 代替表現 |
|---|---|
| 爆発的な / 衝撃的な | インパクトのある / 力強い |
| 激しい | ダイナミックな / エネルギッシュな |
| 肌を見せる / 露出 | 清潔感のある / ナチュラルな |
| 武器 / 銃 | (用途を説明する → 「ハンティング用品EC」など) |
| 有名人の名前 | 「〜のような雰囲気」「〜のスタイル」 |
コンテキストを明示する
Section titled “コンテキストを明示する”「なぜこのデザインが必要か」を書くと通りやすくなる。
❌ 医療用の注射器のイラスト
✅ 医療機器メーカーの展示会用パンフレット表紙。清潔感のある水色と白で、医療機器の使用シーンを示すイラスト。
用途が分かると「正当なビジネス目的」と判断されやすい。
それでも弾かれるときは
Section titled “それでも弾かれるときは”一度断られたプロンプトをそのままリトライしても同じ結果が出る。必ずプロンプト自体を書き直すこと。
書き直しのステップ:
- 拒否されたプロンプトをコピーして別に保存
- 感情的・比喩的な言葉をすべて取り除く
- 視覚要素だけで再構成(色・形・配置・フォント)
- 業界・用途を冒頭に明記する
完全にNGなもの
Section titled “完全にNGなもの”どう書き直しても通らないものもある:
- 実在する人物を模倣したリアルな人物画像
- 性的なコンテンツ(一切の形で)
- 差別・ヘイトを助長するビジュアル
これはClaude Design固有の問題ではなく、生成AIの基本的な制約だ。この領域は別ツールや人間のイラストレーターに依頼するのが現実的。
コンテンツポリシーエラーは最初は戸惑うが、「具体的な視覚描写で書く」という習慣が身につくと、そもそも引っかかる回数が激減する。結果的にプロンプトの質も上がるので、エラーに感謝している部分もある。
作成日:2026年9月12日
更新日:2026年9月12日