不動産業者・物件担当者向けClaude Designガイド
不動産の仕事は「ビジュアルが命」なのに、ほとんどの担当者はデザイナーじゃない。
物件チラシ、物件紹介スライド、SNS投稿用のサムネイル……毎月何件も物件が動いて、毎回テンプレートをいじくり回している。Claude Designを試して2ヶ月で分かった。「物件チラシの量産」には相性がいい。でも不動産特有のつまづきがある。
不動産で使えるビジュアル一覧
Section titled “不動産で使えるビジュアル一覧”相性が良かった順に書く。
使えた
- 物件紹介チラシ(A4・1枚):最もよく使う
- SNS用物件サムネイル:InstagramやXに上げる用
- 会社・エージェント紹介スライド:顧客向け初回自己紹介資料
- 物件の特徴をまとめた説明スライド(2〜4枚)
使えるが注意
- 間取り図:AIが勝手に描くと存在しない間取りになる(後述)
- 価格一覧表:数字が多いとレイアウトが崩れがち
物件チラシのプロンプトテンプレート
Section titled “物件チラシのプロンプトテンプレート”これで8割決まった実際のプロンプト:
一戸建て物件の紹介チラシを作ってください。
【物件情報】- 物件名:サニーガーデン千葉- 価格:3,480万円- 間取り:4LDK- 築年:新築- 最寄り駅:JR千葉駅 徒歩12分
【デザイン指定】- サイズ:A4縦- メインカラー:ホワイト基調 + アクセントにテラコッタ (#C8673A)- 写真エリア:上半分に大きく配置(プレースホルダーで可)- 下半分:物件スペック・問い合わせ情報- 全体的に「住みたくなる」暖かいトーン
【含める要素】1. キャッチコピー(大きく)2. 物件の特徴3点(アイコン付き)3. スペック一覧(表形式)4. QRコード用スペース(右下)物件名・価格・間取りを最初に明示するのが重要。後から数字を変えることはできる。でも最初に入れておかないと、AIが適当な数字を埋めてしまう。
不動産ならではの罠3選
Section titled “不動産ならではの罠3選”罠1:写真が入らない
物件の外観写真はClaude Designが生成できない(当然だが)。「写真スペース」としてプレースホルダーを確保してもらい、後からPowerPointやCanvaで実写を入れる。最初からこの2ステップで考える。
罠2:「間取り図も入れて」はNG
「間取り図を含めたチラシを作って」と言うと、AIが自分で間取りを描いてしまう。当然、実際の物件とは違う間取りが出てくる。正しい指示は「間取り図スペースを確保して。実際の間取り図は別途入れる」。これで解決した。
罠3:物件ごとにデザインがバラバラになる
「サニーガーデン千葉」「オークヒルズ横浜」と量産すると、毎回デザインが変わってしまった。解決策:プロンプトにデザイン仕様(カラーコード・フォント・レイアウト)を毎回コピペして固定する。「前回と同じで」は通じないことが多い。
現場での量産フロー
Section titled “現場での量産フロー”週の始めに「今週入荷した物件のチラシ5枚」を一気に作るサイクルが確立した。
- Excelの物件スペックをコピー
- プロンプトテンプレートに貼り付け
- Claude Designで生成 → PDFへ書き出し
- PowerPointで写真だけ差し替え
このフローで1件あたり約20分。以前は60〜90分かかっていたので、3分の1の時間になった。
不動産は物件数が多い分、ビジュアルの量もすごい。プロンプトを毎回書き直すのではなく、テンプレート化+写真差し替えのハイブリッドで運用するのが現実解だった。
作成日:2026年10月7日
更新日:2026年10月7日