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NPO・非営利団体スタッフ向けClaude Designガイド

「デザイン費を予算に入れられない」問題を正直に書く

Section titled “「デザイン費を予算に入れられない」問題を正直に書く”

NPOや非営利団体で一番きついのは、伝えたいことはあるのにビジュアルで負ける状況だ。寄付を集めたい、ボランティアを募集したい、社会課題を伝えたい——でもデザイン費を計上すると理事会に突っ込まれる。

うちが支援している団体の担当者がまさにそれで、Wordで作ったチラシをずっと使っていた。Claude Designを勧めたら「本当に私でもできますか?」と半信半疑だったが、3時間後には「なんかそれっぽくなってきた」と言っていた。

※Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

寄付・支援を求めるSNS投稿画像

Section titled “寄付・支援を求めるSNS投稿画像”

感情に訴えるビジュアルが必要で、かつ定期的に更新が必要なコンテンツ。Claude Designとの相性が一番いい。

寄付募集のSNS投稿画像(1080×1080px)を作成してください。
- テーマ:子ども食堂への食材支援
- メインメッセージ:「あなたの100円が、子どもたちの笑顔に変わります」
- ビジュアルイメージ:温かみのある食卓・暖色系
- カラー:オレンジ(#FF6B35)と白をベース
- 寄付ボタン誘導のため右下にURLスペース確保
- フォント:丸みのある日本語フォントで親しみやすく
信頼感と温かみが両立するデザインにしてください。

最初に「感情的な方向性」を書くのがポイント。「信頼感」「緊急性」「希望」など、伝えたいトーンを言葉にするとぐっと近づく。

ボランティア募集チラシ(A4縦)

Section titled “ボランティア募集チラシ(A4縦)”

情報量が多くなりがちで、Wordで作ると文字だらけになる典型。Claude Designに「セクション分けして視覚的に整理してほしい」と伝えると一気に見やすくなる。

ボランティア募集チラシ(A4縦)を作成してください。
- 団体名:〇〇子ども食堂
- 活動日:毎週土曜 10:00〜14:00
- 活動内容:食材の仕込み・配膳・片付け・子どもの見守り
- 募集対象:18歳以上、経験不問
- 問い合わせ:LINE公式アカウント(QRコードスペース確保)
セクションを3〜4つに分け、初めての人が読んでも
「なんとなくやってみたい」と思えるトーンで。

QRコードは別で生成して後から貼る。Claude Designで生成したQRコードは機能しないので注意。

年次報告書の表紙・サマリーページ

Section titled “年次報告書の表紙・サマリーページ”

助成金申請や行政への報告書は、見た目で信頼性を左右することがある。表紙だけClaude Designで作り、中身はWordやGoogleドキュメントで書く分業が現実的。

やらかした失敗:「社会課題っぽさ」を優先しすぎた

Section titled “やらかした失敗:「社会課題っぽさ」を優先しすぎた”

支援している団体の担当者が最初にやった失敗が「暗くなりすぎ」だった。社会課題を前面に出しすぎて、チラシ全体が重くなり、見た人が「読む気が失せる」と言われたらしい。

「問題提起は控えめに、解決への参加を前面に」という修正指示を入れたら劇的に変わった。Claude Designへの指示にも「希望・参加・楽しさ」をキーワードとして明示することを勧めている。

  1. ブランドキット定義(30分):団体カラー・フォント・ロゴ配置ルールをメモにまとめてプロンプトに貼る定型文を作る
  2. 月次ビジュアル量産(2時間):SNS投稿画像を月4〜8枚、チラシ更新を必要に応じて
  3. 印刷入稿(別ツール):高解像度が必要な印刷物はClaude Designで下書き→Canvaや印刷会社のテンプレートで清書

「Claude Designで全部完結」は難しいが、「デザインのたたき台をClaude Designで作る」と割り切ると、年間の外注費を大幅に削れる。

※Canva: ノンデザイナー向けのグラフィックデザインツール。Claude Designのエクスポート先の一つ。※プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。
  • 手書き風・温もりある手描き素材:フラットなデジタルデザインは得意だが、アナログ感の再現は弱い
  • 写真加工・実写ベースの編集:写真に文字を重ねる程度はできるが、レタッチや合成は別ツールが必要
  • 多言語対応:英語・日本語混在はできるが、アラビア語など右書きレイアウトは崩れる

それでも、Wordで作り続けるよりは確実に一歩先に行ける。「完璧な制作物」を目指すのでなく「ちゃんと読んでもらえるもの」を目指すならClaude Designで十分戦える。

作成日:2026年9月21日

更新日:2026年9月21日