人事・採用担当者向け Claude Design活用ガイド
人事・採用の仕事をしていると、デザインが必要な場面が意外と多い。求人票に添えるバナー、会社説明会のスライド、内定者へのウェルカムキット、オンボーディング資料。でも多くの会社では「デザイナーに頼む」か「Canvaでなんとかする」の2択になっていて、どちらも微妙にしっくりこない。
Claude Designを使い始めてから、この状況がかなり変わった。以下に実際に使ってみた場面とコツをまとめる。
求人バナー・採用ポスターを量産する
Section titled “求人バナー・採用ポスターを量産する”SNS採用や求人媒体の掲載では、職種ごとにビジュアルを変えたいことが多い。エンジニア募集とデザイナー募集とカスタマーサポート募集で、同じバナーを使い回すと「どこでも同じ会社」感が出てしまう。
プロンプトの型はこれで安定している:
職種:バックエンドエンジニア媒体:LinkedIn投稿(1200×628px)ブランドカラー:#1A2C5B(ネイビー)、#F5A623(ゴールド)トーン:プロフェッショナルだが親しみやすいテキスト:「コードでプロダクトを変える仕事。」「バックエンドエンジニア募集中」「詳細はプロフィールURLへ」訴求軸:技術的挑戦・裁量の大きさここで気をつけたのは「訴求軸」を入れること。これを省くと、どの職種でも似たような「明るい職場」感のバナーが出てきてしまう。エンジニアには「技術的挑戦」、営業には「成果と報酬」、クリエイターには「表現の自由」と変えると、刺さる人が変わる。
会社説明会・インターンシップ用スライド
Section titled “会社説明会・インターンシップ用スライド”会社説明会のスライドは毎年作り直すが、デザイナーに頼むと工数がかかる。Claude Designにアウトラインを渡すと、1時間もかからず叩き台が出てくる。
実際に渡したアウトライン(抜粋):
スライド構成(全15枚):1. 表紙:会社名・「2026年度新卒採用 会社説明会」2. アジェンダ3. 会社概要(設立・事業内容・社員数)4. ミッション・ビジョン5. 事業紹介①...
トーン:誠実・等身大(盛りすぎない)カラー:コーポレートカラーの#2D5BE3(ブルー)と白を基調フォント:見出しはゴシック系・本文は読みやすさ重視罠があるとすれば、日本語テキストを長く入れすぎるとレイアウトが崩れやすいこと。「1スライドに入れるテキストは最大3行」という制約を最初から伝えておくと、出力が安定した。
オンボーディング資料のデザイン
Section titled “オンボーディング資料のデザイン”入社初日に渡す資料は、会社の第一印象を決める。テキストだけのPDFより、視覚的に整理された資料のほうが「ちゃんとした会社だ」と感じてもらえる。
活用したのは主に:
- ウェルカムレター:文章はこちらで書いて、デザインのみClaude Designへ
- 社内ツール一覧(Slack、Notion、Jira等):アイコン付きカード形式で整理
- 1ヶ月のロードマップ:タイムライン形式のビジュアル
ウェルカムレターのプロンプトで効いた表現:「温かみがあるが過度にカジュアルではない。プロフェッショナルな親しみやすさ」。これを省くと、幼稚なポップ系か冷淡なビジネス系のどちらかに振れることが多かった。
内定者・社員向けの社内コンテンツ
Section titled “内定者・社員向けの社内コンテンツ”採用後も社内報や周年記念のビジュアル、組織図更新など地味にデザインが発生する。
ここで発見した使い方が「組織図の作成」。人数と部署構造をテキストで渡すと、階層図を視覚的に組んでくれる。ただし人数が30人を超えると一画面に収まりにくくなるので、部門ごとに分割して作成→統合するほうが現実的だった。
採用広報(採用ブランディング)への応用
Section titled “採用広報(採用ブランディング)への応用”採用広報に取り組む会社が増えたが、SNS用のビジュアル制作がボトルネックになるケースが多い。
「社員インタビュー記事の告知バナー」「Wantedly掲載用の職場写真加工」「採用ブログのアイキャッチ」など、定期的に出るコンテンツほどテンプレートを作っておくと効く。
一度スタイルが決まれば、テキストだけ変えたバリエーション生成が速い。NANAKAZOKUでも「社員インタビューバナーテンプレ」を作ってから、1件あたりの制作時間が30分→5分に縮んだ。
使って気づいた正直なところ
Section titled “使って気づいた正直なところ”- 写真が使えない制約は痛い:人物写真を組み込んだデザインは、出力後に手動で差し込む必要がある
- 印刷物は要確認:A4チラシ等を作っても、印刷解像度やトンボは自分で調整が必要
- 「人事らしさ」の定義が難しい:採用ブランドのトーンを言語化していないと、毎回バラバラなアウトプットになる
「どんな会社に見せたいか」を言語化する機会にもなるので、それはそれで有益だった。
作成日:2026年7月5日
更新日:2026年7月5日