複数ページを統一感あるまま量産する方法——途中でデザインがバラける罠
20ページのスライドを作ろうとして、5ページ目あたりから色使いやフォントが微妙にズレ始める——Claude Designを使っていると必ずぶつかる壁だ。「統一感を保って」とプロンプトに書くだけでは解決しない。実際にやらかした失敗と、今うまくいっている方法をまとめる。
やりがちな失敗パターン
Section titled “やりがちな失敗パターン”最初に全20ページを一度に指示しようとすると、生成が途中で止まるか、後半のページが前半と別物になる。「1ページ目と同じスタイルで」と書いても、Claude Designはその会話の中で生成したものをそのまま参照しているわけではなく、プロンプトから再解釈する。つまり**「同じスタイルで」という指示だけでは伝わらない情報がある**。
具体的には以下がズレやすい:
- アクセントカラーの濃さ(
#E63946と言ったつもりが少し明るくなる) - 見出しのウェイト(最初はBold指定だったのに途中からMediumになる)
- 余白の比率(1ページ目は余白多めだったのに、後半がぎっしりになる)
解決策1:スタイル仕様書をプロンプトの冒頭に毎回貼る
Section titled “解決策1:スタイル仕様書をプロンプトの冒頭に毎回貼る”これが一番効いた。ページを生成するたびに、以下のようなスタイル定義をプロンプトの先頭に貼り付ける:
【スタイル定義(毎回適用)】- 背景色:#FAFAFA- プライマリカラー:#2563EB- アクセント:#F59E0B- 見出し:Noto Sans JP Bold、24px- 本文:Noto Sans JP Regular、16px、行間1.8- 余白:上下40px、左右48px- カード影:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.08)コピペが手間に感じるが、これを省略したときのズレを修正するほうが何倍も時間がかかる。
解決策2:最初の1ページを「ベースページ」として固定する
Section titled “解決策2:最初の1ページを「ベースページ」として固定する”1ページ目を納得いくまで作り込んだら、そのページの生成に使ったプロンプトを「ベースプロンプト」として保存する。以降のページは:
ベースページの仕様は以下の通りです。(ベースプロンプトをそのまま貼る)
上記の仕様を守りながら、今回は「〇〇のデータを示すグラフページ」を作ってください。内容のみ変え、スタイルは一切変更しないでください。この構造にすると「内容は変えていいがスタイルは固定」という制約がはっきり伝わる。
解決策3:一度に作るのは3〜5ページまで
Section titled “解決策3:一度に作るのは3〜5ページまで”10ページ以上を1リクエストで作ろうとするのは諦めた。3〜5ページずつ区切って、各バッチの冒頭に前バッチで確定したスタイルを確認・補足する。
バッチ間でズレが出たときの対処は:
- ズレたページを特定する(「3ページ目の見出しカラーが違う」など)
- そのページだけ再生成する(「ページ3を以下の仕様で作り直してください」)
- 全体を作り直さない——バッチ単位で修正するほうが早い
解決策4:「チェックポイント指示」を定期的に入れる
Section titled “解決策4:「チェックポイント指示」を定期的に入れる”5ページごとに以下を入れると統一感が維持されやすかった:
ここまでの5ページを振り返り、スタイル(色・フォント・余白)が以下の仕様と一致しているか確認してください。一致していない場合は、次のページ生成前に指摘してください。(スタイル定義を貼る)ただし、これをやると生成が1ステップ増えるので時間はかかる。時短より品質重視のときに使う。
まとめ:面倒でもスタイル定義を毎回貼るのが最速
Section titled “まとめ:面倒でもスタイル定義を毎回貼るのが最速”「毎回貼るなんて手間では」と思って省略し続けたが、後から修正にかかる時間を計算したら毎回貼るほうが圧倒的に速かった。複数ページ制作では、最初の1ページの仕様定義に時間をかけ、それを使い回すのが鉄則だ。
作成日:2026年9月1日
更新日:2026年9月1日