Skip to content

テキストが英語で出力される——日本語テキストを守るための対策

プロンプトに日本語で指示を書いても、生成されたデザインのテキストが英語になっている——そういう経験は一度ならずあるはずだ。NANAKAZOKUでも最初の2週間はこれに悩まされ続けた。「日本語フォントが崩れる」問題とは別の罠で、フォントは正常でもテキスト自体が英語になる。

Claude Designのベースモデルは英語で学習されている。プロンプトの指示を日本語で書いても、「デザインのコンテンツ」と「プロンプトの言語」を内部で分離して処理する。つまり、指示文は読めても生成テキストには英語が選ばれやすい。

特に発生しやすい状況:

  • プレースホルダーテキストを使うとき(“Your heading here”系)
  • 英語テンプレートをベースに改変を頼んだとき
  • 「プロの雰囲気にして」などの曖昧な指示をしたとき
Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

1. テキスト内容を日本語でそのまま渡す

Section titled “1. テキスト内容を日本語でそのまま渡す”

最も確実なのは、デザインに入れたいテキストをプロンプト内に全部書いてしまう方法。

以下のテキストを使って名刺デザインを作成してください。
会社名:株式会社NANAKAZOKU
名前:山田 太郎
役職:代表取締役
メール:yamada@nanakazoku.com

テキストを先に渡しておくと、モデルが英語に変換する余地がなくなる。

2. 「すべて日本語で」を冒頭に書く

Section titled “2. 「すべて日本語で」を冒頭に書く”

プロンプトの最初の一行に明示するだけで成功率が上がった。

【重要】このデザインに含まれるすべてのテキストは日本語にしてください。英語のプレースホルダーは使わないでください。
バナーデザインを作成。テーマ:2026年夏の特別セール

「重要」と括弧で囲むのが地味に効く。これは Claude へのヒントというより、自分がプロンプトを書くときの優先度づけ習慣として有効だった。

一発で完璧にはならない。英語テキストが出たら追加プロンプトで直す流れが現実的。

見出しが英語になっています。「Summer Sale 2026」を「2026年夏の特別セール」に変更してください。他の英語テキストもすべて日本語に置き換えてください。

修正は箇所を具体的に書くほど精度が上がる。「日本語にして」だけだと部分的にしか直らないことがある。

「日本語で答えてください」という表現は効きにくかった。これは「返答言語」の指示として認識されるが、デザインコンテンツには反映されないケースが多い。

英語テンプレートをベースに「日本語版を作って」と頼むと、レイアウトは引き継ぐが文字は英語のままになることもある。テンプレートベースで作る場合は「テキストはすべて以下の日本語を使う」と明示的に渡す方が安全だ。

対策効果
テキストをそのまま渡す◎ 最も確実
冒頭に「すべて日本語で」を明示○ 8割は解決
英語が出たら追加で修正指示○ 現実的な運用
「日本語で答えて」と書く△ 効果薄い

プロンプト言語と生成コンテンツ言語は別物、と意識するだけで対処が変わる。テキストを渡しておく習慣が、英語問題の根本的な解決策になった。

作成日:2026年8月9日

更新日:2026年8月9日