グラデーションを正確に指定するコツ——なんとなく任せると毎回違う色が出る
グラデーション、難しい。
正確に言うと「指示が難しい」のではなく、何となく指示するとClaude Designが毎回違う解釈をするのが問題だ。「青からオレンジのグラデーション」と書くだけでは、方向が左→右になることもあれば上→下になることもある。青の明度が毎回違う。オレンジが3パターンくらい出てくる。これを最初に理解していなかったせいで、同じバナーを何枚も作り直す羽目になった。
「任せる」と何が起きるか
Section titled “「任せる」と何が起きるか”試しに「青とピンクのグラデーション背景でバナーを作って」と指示すると、こういうことが起きる。
- 1回目: 左→右、深い紺×明るいピンク
- 2回目: 上→下、水色×薄いサーモン
- 3回目: 斜め45度、コバルト×マゼンタ
全部「青とピンクのグラデーション」ではあるが、テイストがまるで違う。ブランドカラーがある仕事では絶対に使えない。
正確な指定に必要な3要素
Section titled “正確な指定に必要な3要素”グラデーションを狙い通りに出すには、最低でも以下を明示する必要がある。
1. 開始色と終了色をhex値で指定
#1A6DB5(青)から#F06A2A(オレンジ)へのグラデーション色名ではなくhex値にすると、解釈のブレがほぼなくなる。「ブランドカラーの青」という書き方は、Claude Designが独自判断する余地を与えてしまう。
2. 方向を角度か方向ワードで指定
方向: 左から右(0度)方向: 斜め左上から右下(135度)方向: 上から下(90度)CSSのlinear-gradientと同じ感覚で角度を書くと通じやすい。
3. 中間色・カラーストップの位置
2色のグラデーションなら省略できるが、3色以上や「真ん中あたりで急に色が変わる」ような指定はカラーストップの位置も書く。
#1A6DB5(0%)→ #FFFFFF(60%)→ #F06A2A(100%)実際に効いたプロンプト例
Section titled “実際に効いたプロンプト例”以下のテンプレートを使い始めてから、やり直しがほぼなくなった。
【背景グラデーション仕様】・開始色: #1A6DB5(0%位置)・終了色: #F06A2A(100%位置)・方向: 左から右(→)・グラデーションタイプ: linear(線形)・opacity: 100%(半透明にしない)これを本文プロンプトの冒頭に貼るようにしたら、再生成のたびに同じグラデーションが出てくるようになった。
ラジアル(放射状)グラデーションの罠
Section titled “ラジアル(放射状)グラデーションの罠”ラジアルグラデーションも同じ問題がある。加えて「中心点の位置」が指定できていないと、毎回ずれる。
放射状グラデーション、中心位置: 左30%・上50%あたり内側: #FFFFFF(明るい白)外側: #0F1A2B(暗い紺)「中央から放射状に」だけだと、どこが中央か解釈が揺れる。コンテナの中央なのか、テキストの中央なのか。
テキストへのグラデーション適用
Section titled “テキストへのグラデーション適用”背景だけでなくテキスト自体にグラデーションをかけるケースも増えてきた。これはより指示が細かくないとぶれやすい。
見出しテキストにグラデーション適用:・色: #FF6B35(左)→ #9B59B6(右)・グラデーション方向: テキストに沿って左から右・他の要素はグラデーションなし(背景は単色 #0A0A0A)「テキストをカラフルに」という指示だと、文字ごとに色を変えるパターンが出てきたりするので要注意。
Claude Designのグラデーション指定は「抽象的に指示するほど毎回違う結果が出る」という性質がある。hex値・方向・カラーストップ位置の3点セットを書くだけで、再現性が大幅に上がる。テンプレート化しておくと使い回しも楽になる。
作成日:2026年8月26日
更新日:2026年8月26日