Skip to content

イベント告知チラシを1時間で作る

「明日のイベントにチラシが必要」という緊急依頼から始まった

Section titled “「明日のイベントにチラシが必要」という緊急依頼から始まった”

先月、社内の勉強会に外部ゲストを呼ぶことになって、当日まで48時間というタイミングで「SNSにも告知したいのでチラシ作ってほしい」という依頼が来た。デザイナーに頼む時間も、Figmaで一から作る気力もない。そこでClaude Designに全部投げてみることにした。

結論から言うと、完成まで1時間かかった。Canvaなら30分でできたかもしれない。でもこの1時間で「日本語チラシ特有の罠」を3つ踏んで学んだので書き残しておく。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。Figma: デザイナーが多く使うUIデザインツール。Claude Designの主要な比較対象。Canva: ノンデザイナー向けのグラフィックデザインツール。Claude Designのエクスポート先の一つ。

最初に踏んだ罠:テキストの扱いが雑だった

Section titled “最初に踏んだ罠:テキストの扱いが雑だった”

最初のプロンプトはこう投げた:

セミナー告知チラシを作ってください。
タイトル「AIと働く未来」、日時:7月15日 19:00〜、場所:渋谷

出てきたデザインはそれなりにきれいだった。問題はテキストだ。

  • 「AIと働く未来」が英語フォントで表示されてガタガタ
  • 日時が「7月15日19:00〜」と詰まって読みにくい
  • 「渋谷」だけ浮いていて、会場名が不明

日本語テキストを含むチラシは、フォント指定と情報ヒエラルキーの明示が必須。これを知らずに2〜3回やり直した。英語フォントのやり直し時間が完全に無駄だった。

プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

試行錯誤して辿り着いた構成がこれだ:

日本語のイベント告知チラシを作ってください。
【デザイン要件】
- 背景:ダークネイビー(#1a2744)
- アクセントカラー:明るいシアン
- フォント:Noto Sans JP(見出しはBold、本文はRegular)
【テキスト情報(ヒエラルキー順)】
1. メインタイトル(最大):AIと働く未来
2. サブタイトル(中):エンジニア・企画職向け勉強会
3. 日時:2026年7月15日(水)19:00〜21:00
4. 場所:渋谷ヒカリエ8F(懇親会あり)
5. 参加費:無料(事前登録制)
6. QRコードプレースホルダー:右下に配置
【サイズ】A4縦、印刷・SNS両用

ポイントは**「ヒエラルキー順」と番号を付けること**。Claude Designはテキストの重要度を自分で判断するのが苦手で、番号付きで渡すと格段に良くなった。フォント名まで書くのも重要で、「Noto Sans JP」と入れるだけで日本語が整う。

この詳細プロンプトを使った3回目でほぼ完成形が出た。その後「配色パターンをもう2案」と追加指示を入れて比較選定し、印刷用とSNS用(正方形リサイズ版)を出力した。

よかった点:

  • デザインの骨格が30分で固まる
  • 追加の配色バリエーション指示が素直に通る
  • QRコードのプレースホルダー配置はClaude Designが自然にうまくやってくれた

後悔した点:

  • 最初から詳細プロンプトを使えば往復が半分で済んだ
  • フォント未指定での初回出力が完全に無駄になった

向いてる: 社内勉強会・LT会の告知、SNS用1枚もの、急ぎで「それなりのもの」が必要なとき

向いてない: 印刷物として数百枚刷る本番素材(解像度と入稿形式が不安)、厳密なブランドガイドラインがある企業の公式チラシ

急ぎのイベント告知なら、Claude Designは十分に機能する。ただし日本語チラシは最初から詳細プロンプトで入ること。それだけ守れば、デザイナー不在でも1時間以内に形にできる。

作成日:2026年7月6日

更新日:2026年7月6日