Skip to content

Claude Design vs Notion AI:デザイン機能を正直比較

「Notionでもデザインできるんじゃないの?」という声をよく聞く。実際、Notion AIは今年からビジュアル生成を強化していて、日常のドキュメント業務の中でバナーやサムネイルを作れるようになっている。使い比べてみた結果を正直に書く。

Notion AIは「ドキュメントの中でついでにビジュアルを作る」ツールだ。会議録の隣にバナーを置く、議事録にヘッダー画像を差し込む、といった用途には驚くほど便利。コンテキストがドキュメントに詰まっているので、内容と一致した画像が出やすい。

Claude Designは「ビジュアルを主役として作る」ツールだ。ページ全体のレイアウト、コンポーネントの配置、カラーシステムまで考えて生成する。出力はHTMLやSVGなので、そのままコードに持っていける。

この違いを最初に理解しないと、「Notionで十分じゃん」と誤解したり、「なんでClaude Designはドキュメントに使いにくいんだ」と不満を持つことになる。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

社内共有資料のビジュアル補足には Notion AIが圧倒的に速い。Notionでまとめた施策案に合わせた図やサムネイルを、画面を切り替えずに生成できる。Claude Designでやろうとすると、コンテキストをプロンプトに転記する作業が発生して逆に時間がかかる。

ブランドカラーより”それっぽさ優先”の画像もNotion AIに分がある。会議で使い捨てのカバー画像を30秒で作りたいとき、Claude Designの「正確な指定」という強みはむしろ邪魔になる。雑に使える方が向いている用途は確実に存在する。

プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

外部公開するクオリティのアウトプットはClaude Designの独壇場だ。LPバナー、SNS投稿、ピッチデッキのビジュアルなど、「誰かに見せる」ものを作るとき、Notion AIの出力はどこかチープさが残る。コントロールできる粒度が全然違う。

ブランドカラー・フォント・スペーシングを守りたいときもClaude Designしか選択肢がない。カラーコードを指定してその通り出力してくれるのはClaude Designだけだ。Notion AIに「#1A2B3Cで統一して」と言っても、だいたいそれっぽい色で誤魔化される。

試しにNotion AIで同じプロンプトを30回投げたことがある。カラーの再現性がゼロで、毎回違う配色が出てきた。ブランド管理に使うのは無謀だとわかった。

LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。

採用ページのヒーロービジュアルをNotion AIで作ろうとして失敗した。Notionのページ内でサクッと作れると思ったのだが、出力がJPEGしか選べず、解像度も低くて実用にならなかった。Claude Designで作り直すことになり、最初からそっちでやれば良かったと後悔した。

逆に、週次のチームMTG用のアジェンダカバー画像をClaude Designで作ろうとして「これはNotion AIで十分だった」と気づいたこともある。1回見て捨てる画像に20分かけるのは時間の無駄だった。

用途Notion AIClaude Design
社内ドキュメントのビジュアル補足
外部公開コンテンツ
ブランドカラー厳守
使い捨て・スピード優先
コードへの持ち込み

どちらが優れているかという議論はあまり意味がない。使い分けが正解だ。「ドキュメント業務の中で完結するか」「外に出すクオリティが必要か」の二択で判断するとほぼ迷わない。

作成日:2026年6月22日

更新日:2026年6月22日