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英語プロンプトか日本語か——正直に比べた結果

「英語で書いた方がいい」説をずっと疑っていた

Section titled “「英語で書いた方がいい」説をずっと疑っていた”

画像生成AIを触り始めた頃から「プロンプトは英語の方が精度が上がる」という話をよく聞いていた。Midjourney全盛期の頃から染みついた思い込みで、Claude Designを使い始めたときも最初は英語でプロンプトを書いていた。

ただ実際にやってみると、英語で書くせいで「自分が何を伝えたいか」が曖昧になっていることに気づいた。英語で考えると表現が単純になる。ニュアンスが削られる。それが原因でデザインもぼんやりする、という悪循環だった。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

同じ内容を英語と日本語それぞれで書いて比較する実験を、10回以上繰り返した。結論は以下の通り。

日本語プロンプトで十分、むしろ有利な場面がある

Section titled “日本語プロンプトで十分、むしろ有利な場面がある”

Claude Designは Claude 3系をベースにしており、日本語の理解精度は英語と大差ない。次のようなケースでは日本語の方が細かいニュアンスが伝わりやすかった。

  • 「清潔感があって、でも堅苦しくない感じ」
  • 「余白を広めに取って、読んでいて疲れないレイアウト」
  • 「高級感はいらない。親しみやすさ優先で」

英語では clean but not formal といった雑な表現になりがちで、出てくるデザインも微妙にずれていた。

逆に英語の方が効いたケースも確かにあった。

CSS・デザイン用語を直接使うとき

font-weight: 700、line-height: 1.8、padding: 48px のイメージで

と書くより

font-weight 700, line-height 1.8, 48px padding

と書いた方がエラーが少なかった。技術的な値や命令語はそのまま英語表記が安定する。

具体的なスタイル名・固有名詞

  • Bauhaus style brutalist neomorphism などのデザインジャンル名は英語のまま書く
  • ブランド名・サービス名も英語のまま書く

実際に使っている「ハイブリッド」パターン

Section titled “実際に使っている「ハイブリッド」パターン”

いまはこういう構成で書いている。

ポートフォリオサイトのAbout pageを作って。
基本設定:
- font-weight: 600の見出し、本文は400
- カラー: #1a1a2e(背景)、#e94560(アクセント)
- max-width: 960px、余白広め
雰囲気:
クールだけど近寄りがたくない。
技術力は伝えつつ、人間味を感じさせたい。
ポートフォリオにありがちなキラキラ感は不要。

技術的な数値やCSS的な指定は英語(というか記号・数字)で書き、ニュアンスや雰囲気は日本語で書く。これが一番結果がブレない。

「英語の方がいい」という思い込みで、Google翻訳を経由してプロンプトを書いている人がいる。これは完全に逆効果だった。翻訳の過程でニュアンスが抜け落ち、直接日本語で書くより遥かに精度が落ちた。

母国語で直接書いた方が意図が伝わる。Claude Designにとっては、プロンプトの言語よりも具体性と文脈の豊かさの方がよほど重要だった。

項目日本語英語
ニュアンス・雰囲気✓ 向いている△ 表現が薄くなりがち
CSS値・数値△ 動くが読みづらい✓ 記号のまま書く
デザインジャンル名△ 翻訳が不安定✓ 固有名詞はそのまま
総合的な精度✓ 変わらない✓ 変わらない

迷ったら日本語で書く。英語にするのは技術的な数値とデザイン専門用語だけ。それだけで十分だった。

作成日:2026年7月9日

更新日:2026年7月9日