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Claude Design vs Adobe Express ── 「誰でもデザイン」の中身が全然違う

Adobe ExpressとClaude Designを並走させてわかったのは、「競合ではなく、そもそも目指しているゴールが違う」ということだ。

  • Adobe Express → テンプレートドリブン。ゴールが決まっていて、そこへ最短で到達させるツール
  • Claude Design → プロンプトドリブン。ゴールすら曖昧な段階から一緒に考えてくれるツール

「どっちがいいか」ではなく「何をしたいか」で選ぶべき2つのツールだ。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。
  • SNSのフォーマットが決まっていて、写真を差し替えるだけの作業
  • ブランドカラーとフォントが固定されていて、テンプレ通りに量産したい
  • チームメンバーに「ちょっとした修正」を任せたい(学習コストが低い)
  • A4・ポスターなど印刷物の正確なサイズ指定が必要

NANAKAZOKUでも、定型SNS投稿はExpressで作っている。テンプレを一度作ってしまえばインターンでも触れるし、ブランドが崩れない。この用途ではExpressに勝るものはない。

  • 「どんなデザインにするか」という方向性自体を探っているとき
  • 競合と差別化した雰囲気を出したい(Expressのテンプレは使い回されすぎている)
  • テキスト量やレイアウトが毎回変わるコンテンツ
  • ゼロからWebページっぽいビジュアルを素速く出したいとき

Expressのテンプレはクオリティが高くても、「あ、Expressで作ったやつだ」という既視感がある。Claude Designの出力には今のところそれがない。新規案件の初速を上げるには明らかにClaude Designのほうが向いている。

最初、Claude Designで「毎週のSNS投稿を量産したい」という用途に使おうとして、しんどかった。

毎回プロンプトを書いて、出てきたデザインをチェックして…という作業は、Expressで3分でできることを15分かけてやっている感覚になる。Claude Designは一点もの新しい方向性の探索に向いていて、量産には向いていない。これを理解せずに使うと時間を溶かす。

逆にExpressで「競合と違うLPビジュアルを作りたい」とやってみたら、どれもテンプレっぽい仕上がりになって萎えた。用途と逆のツールを使うと両方の欠点だけが出る。

LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。
Adobe ExpressClaude Design
無料枠あり(機能制限あり)Claude Proに含まれる
個人有料約¥1,078/月Claude Pro: 約$20/月
チーム利用ExpressプレミアムTeams: $25/人/月

Adobe Expressを単体で使うならClaude Proより安い。ただ、すでにClaude Proを契約しているなら、Design機能は追加コストゼロで使える。Claude使いなら比較するまでもなく、まずDesignを試してみるべきだ。

定型・量産・チーム共有 → Adobe Express 探索・新規・ゼロイチ → Claude Design

この軸さえ持っておけば迷わない。NANAKAZOKUでは今も両方を使い続けている。どちらかに絞る必要はなく、目的で選べばいい。

作成日:2026年6月21日

更新日:2026年6月21日