フロー図・ダイアグラムをClaude Designで作るとき、最初の3回は必ず失敗した
「資料にフロー図を入れたい」と思ったとき、Claude Designが真っ先に候補に上がるようになった。で、実際にやってみると——最初の3回は全部、自分の意図と全然違うものが出てきた。その失敗の記録と、今ちゃんと使えているコツを書く。
なぜフロー図は難しいのか
Section titled “なぜフロー図は難しいのか”Claude Designは「絵」を作るのが得意だが、「論理構造を持つ図」はそれとは別のスキルが要る。最初にやりがちな失敗は「契約フローを5ステップで作って」という指示だ。何が出るかというと、5個の箱が横一列に並んだだけの図が出てくる。矢印の方向もあいまい、条件分岐もない。これでは資料に使えない。
Claude Designは「見た目の美しさ」は担保してくれるが、「どのノードからどのノードへ」という論理は自分が明示しないと崩れる。
通じるプロンプトの書き方
Section titled “通じるプロンプトの書き方”実際に使えている書き方はこれだ:
以下のフロー図を縦書きで作成してください。
ノード1: 「申請受付」(開始)↓ノード2: 「担当者確認」(処理)↓ 条件分岐 [Yes] ノード3: 「承認」→ ノード5: 「完了」 [No] ノード4: 「差し戻し」→ ノード2に戻る
スタイル: コーポレート向け、グレー×ブルー、角丸ボックスポイントは「テキストで構造を先に書く」こと。プロンプト内でノードと矢印の関係を文字で表現しておくと、Claude Designがそれをそのまま視覚化してくれる。
組織図での失敗談
Section titled “組織図での失敗談”組織図を作ったとき、「3階層の組織図を作って、代表の下に3部門、各部門に2名」と指示したら、代表と部門が横並びになった。階層が伝わっていなかった。
修正後の指示:
縦型ツリー構造で組織図を作成してください。最上位: 代表取締役(1名)第2層: 営業部・開発部・管理部(各1行)第3層: 各部の配下に担当者2名ずつ(合計6名)全体的に上から下に向かって展開する構造「縦型ツリー」「最上位」「第2層」のように階層を番号で明示するのが効く。「上から下に向かって」という方向まで書くとほぼ意図通りに出る。
ER図・テーブル関係図は正直厳しい
Section titled “ER図・テーブル関係図は正直厳しい”一度、システム設計の打ち合わせ資料としてER図をClaude Designで作ろうとした。結論:やめたほうがいい。テーブル名・カラム名・リレーションの多重度(1対多、多対多)を正確に伝えるプロンプトが複雑になりすぎて、何度やっても「なんとなくそれっぽい図」にしかならなかった。
ER図はMermaid.jsやdbdiagramなど専用ツールに任せるほうが早い。Claude Designが得意なのは「概念を視覚的に整理する図」であって、「仕様として使える厳密な図」ではない。この見極めは大事だ。
使えるユースケース
Section titled “使えるユースケース”実際に毎週使っているのは以下のパターン:
- 業務フロー図: 社内資料・マニュアル向け。5〜8ステップくらいが適正
- カスタマージャーニーマップ: 横長レイアウトで感情の起伏を色で表現してもらう
- プロジェクト工程図: ガントっぽいものより「フェーズ図」に近いもの
「見栄えのいいフロー図をパワポに貼る」用途なら、Claude Designは十分使える。ただし、プロンプトで構造を先に書く手間は省けない。そこを端折ると3回失敗する。
作成日:2026年10月5日
更新日:2026年10月5日