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製品カタログをClaude Designで一気に仕上げた話

取引先から「今週中に製品カタログのPDFをください」と言われて焦ったことがある。以前なら外注に頼むか、Illustratorと数日格闘するかのどちらかだった。今回はClaude Designで一気にやってみた。30ページ相当の内容を1日で仕上げた記録を書いておく。

取り扱う製品は全15点。1製品につき見開き2ページ(製品写真・仕様表・特徴テキスト)という構成で、最初のページに表紙、最後に問い合わせページ。合計32ページのPDFを求められた。

最初に考えた方針は「全ページを1プロンプトで」だった。結果から言うと、これはうまくいかない。Claude Designに無理に詰め込むよりも、ページタイプごとにテンプレートを作る方が圧倒的に速かった。

まず3種類のテンプレートを作る:
1. 表紙ページ(1枚)
2. 製品見開きページ(左:写真・名称、右:仕様・特徴)
3. 問い合わせページ(1枚)
テンプレート確定後、製品データを流し込む

この分割アプローチに切り替えてから作業が一気に動いた。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

テンプレート作成のプロンプト

Section titled “テンプレート作成のプロンプト”

表紙テンプレートを作るときに使ったプロンプトがこれ。

製品カタログの表紙ページを作ってください。
【ブランド条件】
- カラー: ネイビー #1A2E4A、アクセント #E8A020(オレンジ)、白
- フォント: 見出しはゴシック体太め、本文はシンプルなサンセリフ
- トーン: 信頼感・精密感・B2B向け
【レイアウト】
- A4縦(210×297mm)
- 上2/3: 製品イメージ(機械・金属製品のイメージ)を大きく
- 下1/3: 会社名・カタログタイトル・発行年をネイビー背景に白文字で
- 右下コーナーにオレンジのアクセント帯
会社名: 〇〇製作所 カタログタイトル: 精密部品総合カタログ 2026

カラーコードと雰囲気を具体的に書くのが重要だった。「プロフェッショナルな感じで」だけだと毎回違うものが出てくる。

ハマった罠:製品ページの統一感が崩れる

Section titled “ハマった罠:製品ページの統一感が崩れる”

最大のつまずきポイントはここだった。

製品ページを1製品ずつ別々に生成すると、毎回微妙にレイアウトがズレる。仕様表の幅が変わる、見出しフォントサイズが揺れる、余白の取り方が違う。PDFにまとめると明らかに統一感が欠ける。

解決策は「テンプレートページのスクリーンショットをリファレンス画像として貼る」こと。最初に承認したテンプレートをキャプチャして、次のプロンプトに「このレイアウトに合わせて製品Bのページを作ってください」と一緒に渡した。これで統一感がかなり維持できた。

ただし注意点が1つ。リファレンス画像を渡してもフォントサイズはまだブレることがある。その場合は「見出しは24pt・本文は10pt・仕様表のラベルは9pt」と数値で明示するのが確実だった。

製品仕様(寸法・材質・耐荷重など)はMarkdown表で渡した。

| 項目 | 仕様 |
|------|------|
| 外形寸法 | W120 × D80 × H45mm |
| 重量 | 280g |
| 材質 | SUS304ステンレス |
| 耐荷重 | 最大50kg |
| 表面処理 | バフ研磨 #400 |

「この仕様表をカタログページに組み込んでください」と渡すとそのまま視覚的に整えてくれる。Excelのスプレッドシートから数十行コピーするだけなので手間が少なかった。

作業時間
ブランド方針・プロンプト設計45分
表紙・問い合わせページ作成30分
製品ページテンプレート確定45分
製品ページ15点分の生成+微調整2時間
PDF書き出し・最終確認30分
合計約4.5時間

以前のInDesign作業と比べると体感で70%短縮できた。外注に頼むと5〜10万円・1週間かかっていた案件が、午前中に出せるようになった。

  1. 製品写真のトリミング統一: 各製品の写真サイズがバラバラで、配置時に都度調整が必要だった。事前に写真を正方形にリサイズしてから渡せばもっとスムーズだったと思う。

  2. プロンプトライブラリの整備: テンプレートページのプロンプトを記録しておいたので、次回の改訂版はもっと速くできる見込み。チームメンバーが引き継げるようにプロンプトのコメントをもっと詳しく書いておきたい。

製品カタログは「更新が多い・パターンが繰り返す」という特性があるため、Claude Designと相性がいいと感じた。最初のテンプレート設計さえ丁寧にやれば、あとは流れ作業になる。

作成日:2026年7月29日

更新日:2026年7月29日