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提案書の表紙を15分で仕上げた話

提案書の中身は90分で書ける。でも表紙だけで毎回1時間以上かかっていた。

Canvaを開く→テンプレートを探す→微妙に違う→別のテンプレートに切り替える→フォントが合わない→あきらめてPowerPointのデフォルトに戻す。このループを毎回やっていた。

Claude Designを使い始めて、そのループから抜け出せた。今は表紙だけなら15分で終わる。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。Canva: ノンデザイナー向けのグラフィックデザインツール。Claude Designのエクスポート先の一つ。

初回に試したのがこれ:

提案書の表紙を作ってください。プロフェッショナルな印象で。

出てきたのは外資コンサルっぽいグラデーション背景のデザインだった。クライアントが老舗の製造業だったので全く合わない。「プロフェッショナル」という言葉の解釈が、自分の想定とずれていた。

Claude Designに「なんとなく」を伝えてもダメだった。相手はこっちの業界感・クライアントの雰囲気・ブランドトーンを知らない。

プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

2回目はこう変えた:

日系の製造業(従業員500名規模)向け提案書の表紙を作ってください。
条件:
- 背景:白ベース、清潔感重視
- アクセントカラー:#1A3A6B(ネイビー)のみ
- 装飾的な要素は最小限、余白を多めに取る
- 入れるテキスト:会社名・提案タイトル・提出日・提出者名
- フォントは明朝体またはゴシック体の組み合わせ
- A4縦サイズを想定した縦型レイアウト
「信頼感」と「誠実さ」を最優先にしてください。

結果は全然違った。ちゃんと使えるデザインが出てきた。

実際の作業時間はこう:

作業時間
プロンプト作成3分
1回目の生成・確認2分
微調整プロンプト(色・余白)3分
2回目の生成・確認2分
PowerPointへのコピー&微調整5分

プロンプトに3分かけるのが最初は面倒に感じたが、これをやるかやらないかで結果が全然違う。

業種ごとの指示で変えるべき点

Section titled “業種ごとの指示で変えるべき点”

提案先が変わるたびに使い回せるテンプレートをまとめておくと速い。

IT・スタートアップ系:

  • 背景ダーク可、グラデーション許容
  • 英字フォント使用OK、スタイリッシュ重視

製造・建設・金融系:

  • 白ベース必須、過度な装飾NG
  • 「信頼性・実績」を言葉で添えると方向が合いやすい

医療・教育系:

  • 清潔感・柔らかさを強調
  • カラーはブルー・グリーン系を指定

クライアントのロゴを自動配置させるのは難しかった。「右上にロゴを入れてください」と言っても、代替アイコンが入ったりスペースが空くだけだったりする。ロゴの実際の埋め込みはPowerPointかKeynoteで手作業になる。

また、同じプロンプトを使い回すと微妙にデザインがブレる。複数ページの提案書全体を統一したい場合は、表紙で出てきた色・フォント・余白の数値をメモして、次のページのプロンプトに明示的に渡す必要がある。

それでも、1時間が15分になったのは本物だ。急ぎの提案書には十分すぎる。

作成日:2026年7月24日

更新日:2026年7月24日