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MidjourneyとClaude Design——何が違うのかを正直に書く

最初に言っておく:比べること自体がズレている

Section titled “最初に言っておく:比べること自体がズレている”

「MidjourneyとClaude Design、どっちが上か」という問いかけはそもそもあまり意味をなさない。コンセプトが根本から違う。

Midjourneyは画像生成AIだ。プロンプトを渡すと、それに応じたビジュアルを1枚の画像として生成する。テキストのレイアウトはほぼ不可能で、再現性も低い。同じプロンプトを渡しても毎回違う絵が出てくる。

Claude Designはデザインツールだ。レイアウト・テキスト・コンポーネントを組み合わせた「実際に使えるデザイン」を出力する。バナー・スライド・LP・UIなど、そのまま納品できるアウトプットが前提になっている。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。

NANAKAZOKUがMidjourneyを使っていた頃に、何度か冷や汗をかいた経験がある。正直に書いておく。

バナーにMidjourneyの画像を使ったら文字が崩れた
画像生成AIはテキストの扱いが苦手だ。文字を含む画像を生成しようとすると、高確率で文字化けや意味不明な文字列が混入する。クライアントへの提出直前に「NANAKAZOKU」が「NANAKAZ0KU」になっているのに気づいたことがある。

「昨日と同じ雰囲気で」が効かない
Midjourneyは同じプロンプトでも毎回ランダムな結果が出る。シード値を固定する方法はあるが、微妙なニュアンスを調整したいときに制御が効かない。Claude Designはプロンプトをそのまま保存しておけば翌週も再現できる。この再現性の差は実務でかなり効いてくる。

クライアントへの説明が詰まった
Midjourneyで作った画像を見せると「著作権は大丈夫ですか?」と聞かれることがある。Anthropicは商用利用のポリシーを明示しているので、Claude Designの方がそういう会話をしやすい。

とはいえ、Midjourneyが圧勝する用途は存在する。

写真風・イラスト風のビジュアル素材が欲しいとき
「森の中でパソコンを使う人物のイメージカット」のような素材はMidjourneyの方が圧倒的に速くて美しい。Claude Designはレイアウトとテキストが強みで、純粋なビジュアルの生成クオリティではMidjourneyに分がある。

コンセプト段階でビジュアルを探るとき
ムードボードを作ったり、方向性を複数並べてクライアントに選んでもらうフェーズではMidjourneyの「毎回違う絵が出る」性質が逆に使える。

用途使うツール
バナー・SNS投稿Claude Design
LP・ランディングページClaude Design
スライド・資料Claude Design
UI・プロトタイプClaude Design
写真的な素材Midjourney
コンセプトビジュアル探索Midjourney
ヒーロー背景画像Midjourneyで生成→Claude Designに貼り込む

最後の「Midjourneyで生成した素材をClaude Designに貼り付けてレイアウトする」という組み合わせが、今のNANAKAZOKUで一番効率が高い使い方になっている。

プロトタイプ: 実際の開発前に作る試作品。Claude Designでは操作可能なUIプロトタイプを生成できる。

どちらを使えばいいか迷ったとき、自分はこの2つを確認している。

  1. テキストが入るか? → 入るならClaude Design一択
  2. 来週も同じデザインが必要か? → 再現性が必要ならClaude Design

どちらもNoなら、Midjourneyで試してみていい。両方に居場所がある。競合ではなく補完の関係として使いこなすのが正解だと思っている。

作成日:2026年7月27日

更新日:2026年7月27日