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Claude Designが使えるようになるまで——正直な学習記録

最初の3日間は「なんか違う」の連発だった

Section titled “最初の3日間は「なんか違う」の連発だった”

Claude Designを触り始めたとき、正直「これは簡単だ」と思った。テキストで指示するだけでデザインが出てくる——チュートリアル動画もスムーズで、30分で使えると信じていた。

現実は違った。

出てくるデザインが、なんか違う。指示通りには動くのに、期待してたものじゃない。「もっとシンプルに」と言っても要素が減るだけで洗練感は出ない。「プロっぽく」と言っても何も変わらない。コンテキストをいくら詳しく書いても、方向性がずれる。

最初の3日間で費やした時間は多分6〜7時間。使えると感じた成果物はゼロに近かった。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。

転機は「ビジュアル言語で話す」を覚えたとき

Section titled “転機は「ビジュアル言語で話す」を覚えたとき”

4日目くらいに、あることに気づいた。

Claudeはデザイン用語を理解する。「プロっぽく」は曖昧すぎるが、「ネガティブスペースを大きくとって、コントラスト比を上げる」は伝わる。「かっこよく」は無理でも、「サンセリフ体・太め・大文字キャプション・モノクロ基調にアクセントカラー1色」は再現できる。

ここで初めて「使える」感覚が来た。合計時間でいえばここまで約10時間。まだ「すぐ使える」レベルじゃない。

本当に使えるようになるまで——4段階のリアル

Section titled “本当に使えるようになるまで——4段階のリアル”

振り返ると、習熟度は段階的に変わった:

フェーズ1(0〜5h): 何を言えばいいか分からない。出てくるものを見て「違う」と言うだけ。修正指示も「もっと大きく」くらいしか出てこない。

フェーズ2(5〜15h): デザイン用語で指示できるようになる。色・フォント・レイアウトを具体的に言える。出力の精度が上がり始める。

フェーズ3(15〜30h): 参照画像を使いこなし始める。「このイメージに寄せて」が機能し始める。失敗パターンも読めるようになる。

フェーズ4(30h以降): 用途ごとにプロンプトのパターンが固まる。反復が速くなる。ゼロから出すより「前の出力を直す」方向で安定してくる。

フェーズ4に入ったのは、使い始めて約3週間後だった。

プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

時間を短縮するなら——今ならこう教える

Section titled “時間を短縮するなら——今ならこう教える”

これを10時間以内に達成したかったら、こうすれば良かったと思う:

1. デザイン用語を10個だけ先に覚える

余白(ネガティブスペース)、コントラスト、視覚的ヒエラルキー、グリッド、タイポグラフィ、カラーパレット、フォントウェイト、フォントサイズ、アライメント、ホワイトスペース。これだけで会話の精度が激変する。

2. 参照画像を初日から使う

「言葉で説明する」より「これに似た感じで」の方が圧倒的に速い。Pinterestで気に入ったデザインを1枚スクショしておくだけでいい。

3. 小さく始める

最初からフルページLPを作ろうとしない。ボタン1つ、カード1枚から始める。小さい単位で「伝わった」体験を積んでから、大きいものに移る。

LP: ランディングページの略。特定のCTAに向けて設計されたWebページ。

「すぐ使える」は半分嘘だと思う

Section titled “「すぐ使える」は半分嘘だと思う”

正直に言うと、「5分で使える」は入力する行為の話であって、「使いこなせる」は30時間かかる。

ただ、その30時間の先に、デザイン作業の速度が3〜5倍になる体験が待っている。NANAKAZOKUでは今、Claude Designなしの仕事がイメージできない。

最初の壁を正直に言っておかないと、「自分だけできない」と思う人が出てくる。そういう人に届けばいいと思って書いた。

作成日:2026年7月26日

更新日:2026年7月26日