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日本らしいデザインをClaude Designで作るコツ

Claude Designはデフォルトで「洋風」になる

Section titled “Claude Designはデフォルトで「洋風」になる”

正直に言う。何も指定しないと、Claude Designが出してくるのはたいていシリコンバレー系の洋風UIだ。白背景、サンセリフ体、明るいアクセントカラー。悪くはないが、「日本のお客さんに見せるものじゃないな」と感じることがある。

最初にそれを痛感したのは、和菓子ブランドのランディングページを頼んだときだった。出てきたのはどこかApple風のモダンなページで、「和」の要素が皆無。プロンプトに「ランディングページ」としか書いていなかった自分のせいではあるが、これが罠の入り口だった。

Claude Design: Anthropic Labsが開発したAIビジュアルデザインツール。テキストプロンプトからUI・スライド・マーケ資料などを生成する。プロンプト: AIへの指示文。Claude Designでは自然言語でデザインを指示する。

「日本的」を言語化してプロンプトに入れる

Section titled “「日本的」を言語化してプロンプトに入れる”

日本らしいデザインを出すには、感覚を言語化してプロンプトに落とし込む必要がある。実際に効いたキーワードを整理した。

余白・レイアウト系

  • 「余白を広く取り、要素を詰め込まない」
  • 「間(ま)を意識したシンプルなレイアウト」
  • 「縦方向の流れを重視したデザイン」

カラー系

  • 「和色ベース:利休鼠、藍色、茜色を使う」
  • 「くすんだアースカラーで統一」
  • 「白・オフホワイト・薄墨をベースに、差し色は控えめに」

テイスト系

  • 「日本の伝統工芸をイメージした落ち着いたデザイン」
  • 「モダンジャパニーズ:和の要素をミニマルに取り入れる」
  • 「欧米系ではなく、日本市場向けを意識した雰囲気」

デザインスタイルとフォントの組み合わせも重要だ。

和風テイストなら:「本文はNoto Serif JP、見出しは游明朝体系の明朝体。漢字の通しが美しく見える行間設定で」

モダンジャパニーズなら:「本文はNoto Sans JP、見出しは新ゴ系ゴシック体。余白を広めに取り、文字が呼吸する感じで」

フォント名を出さずに「和風で」だけ書くと、ひどいときはシステムフォントのまま出てくる。フォント指定は必ずセットで入れること。

失敗パターン:「和風で」だけでは伝わらない

Section titled “失敗パターン:「和風で」だけでは伝わらない”

「和風でお願いします」とだけ伝えると、出てくるのは畳や鳥居の素材が入ったデザインで全然違う。素材ではなく「カラー・余白哲学・雰囲気」を指定しないといけない。

うまくいったプロンプト例:

日本市場向けSaaSのトップページ。
余白を多く取った、落ち着きのあるデザイン。
カラー:ベースは白(#FFFFFF)とオフホワイト(#F8F7F4)、
アクセントは藍色(#1B4F72)のみ。
フォント:Noto Sans JP。
「スタイリッシュ」より「信頼感・誠実さ」を優先。
無印良品的な清潔感と、日本のユーザーが安心できる雰囲気で。

「無印良品的な」「中川政七商店的な」など、日本のブランド名を参照として入れると精度がかなり上がる。これは英語プロンプトでも同様に効く。

  1. 「和風で」は禁句 — 余白・カラー・フォント・テイストを別々に指定する
  2. 和色の具体名かHEXコードを渡す — 「藍色」より「#1B4F72」の方が安定する
  3. 「日本市場向け」という文脈ワードを入れる — これだけで出力が変わる
  4. 日本ブランド名を参照する — 「無印良品的」「niko and…的」など

洋風デザインが悪いわけではない。ただ、ターゲットが日本人のときは一手間かける価値がある。プロンプトを少し丁寧に書くだけで、出力が全然変わる。

作成日:2026年7月25日

更新日:2026年7月25日