メール署名のビジュアルをClaude Designで作り直した話——地味だけど意外と差が出る
署名画像、何年も放置していませんか
Section titled “署名画像、何年も放置していませんか”NANAKAZOKUのメール署名、恥ずかしながら3年以上変えていなかった。フォントはゴシック、色はなんとなくグレー、ロゴは低解像度のPNGをそのまま貼っただけ。毎回メールを送るたびにフッターに表示されるのに、誰もここに時間をかけない。
これをClaude Designで作り直した話を書く。「大きな仕事」ではないが、メール署名は1日何十回と相手の目に触れる。気づいたら印象が変わっていた。
最初のプロンプトで完全に失敗した
Section titled “最初のプロンプトで完全に失敗した”最初に送ったプロンプト:
メール署名のデザインを作ってください。会社名:NANAKAZOKU、役職:代表、メール、電話番号を含む出てきたものは……横幅800pxのフルカラーの横断幕みたいなデザインだった。Gmailで見ると画面の半分を占領する巨大な署名になる。「小さいもの」を作る指示が何もなかったのが原因だ。
メール署名特有の制約を先に全部書く必要がある。これが最初の教訓。
制約を先に宣言するプロンプト
Section titled “制約を先に宣言するプロンプト”失敗を踏まえて書いたプロンプトがこれ:
メール署名用の画像バナーを作成してください。
【制約・用途】- 表示サイズ:幅500px × 高さ120px(Gmail / Outlookで崩れない比率)- 背景:白(メール本文と自然につながるよう)- ファイル出力:PNG、軽量(100KB以内を想定したシンプルなデザイン)
【掲載情報】- ロゴテキスト:NANAKAZOKU- 役職:代表- メール:info@nanakazoku.com- Web:nanakazoku.com
【スタイル】- フォント:日英ミックス、モダンでクリーン- カラー:#1a1a1a(テキスト)、アクセントカラー #5B6EF8(1箇所だけ)- 余白を広く取る、情報を詰め込まないこれで格段によくなった。サイズ指定と背景色の指定が特に効いた。
3回の修正で完成した、具体的なやり取り
Section titled “3回の修正で完成した、具体的なやり取り”1回目の生成でレイアウトの方向性は合っていたが、2点だけ直した:
修正1:ロゴ部分の文字が太すぎた
「NANAKAZOKU」のロゴ文字のウェイトをLightに変更してください。現在の太さだとロゴというよりタイトル文字に見えます。修正2:電話番号を省いてURLを大きくした
電話番号の行を削除して、nanakazoku.com のURLをもう少し目立つサイズにしてください。クリックを促す「www.」なしの短い表示で。合計3回のやり取りで、自分が満足できるものができた。Figmaで作ったら半日かかっていた作業が1時間弱で終わった。
複数バージョンを作った:役職ごとに使い分け
Section titled “複数バージョンを作った:役職ごとに使い分け”これが一番「やってよかった」と思った活用法だ。
会社によっては、メンバー全員分の署名画像を揃えたいケースがある。ベースのデザインが完成したら:
先ほど作ったデザインをベースに、以下の情報に差し替えたバージョンを作成してください:- 名前:田中 花子- 役職:マーケティング担当- メール:tanaka@nanakazoku.com(デザイン・フォント・サイズは同一で、テキストのみ変更)このプロンプトを役職の数だけ繰り返すだけで、統一されたデザインの署名画像セットが揃う。
注意した3つの罠
Section titled “注意した3つの罠”罠1:QRコードを入れると崩れる
URLをQRコード化して署名に入れようとしたが、Claude Designが生成するQRコードはそのまま読み取れないことがある。QRコードが必要なら別ツールで作ったものを後から合成する方が確実。
罠2:メールクライアントによって表示が変わる
Claude Designで確認できるのはあくまでビジュアルだけ。Gmailは画像をリサイズすることがあるので、指定サイズより少し余裕を持たせた設計にしておくと安全。
罠3:日本語の名前が英字フォントで出る
日本語の名前や役職を含む場合、明示的に「日本語のテキストは源ノ角ゴシック系または游ゴシック相当で」と書かないと英字フォントで出力されることがあった。
やってみて分かったこと
Section titled “やってみて分かったこと”メール署名は「作ること」より「更新し続けること」の方が難しい。肩書きが変わった、連絡先が変わった、キャンペーンに合わせて季節ごとに変えたい——こういった細かい更新作業がClaude Designだとかなり気軽にできる。
「地味な素材」ほど、実はClaude Designの恩恵が大きい。大きなプロジェクトは最終的に人の目が入るが、こういうちょっとした素材は後回しにされたまま何年も変わらない。それを短時間で更新できるのが、使い続けている理由のひとつだ。
作成日:2026年10月29日
更新日:2026年10月29日