美容師・ネイリスト・エステオーナー向け Claude Design活用ガイド
美容室・ネイルサロン・エステサロンを一人か小さなチームで回していると、デザインにかける時間もお金も限られている。チラシ、価格表、SNSの投稿画像、予約案内……毎月必要なビジュアルは山ほどあるのに、外注すると高いし、Canvaでちまちま作るのも時間がかかる。
Claude Designを使い始めて気づいたのは、「サロン系のデザインは割と得意」ということだった。清潔感のある白基調、やわらかいピンクやベージュ、フェミニンなフォント——こういった方向性はプロンプトとの相性がいい。
サロンで一番使えるのはメニュー表と価格表
Section titled “サロンで一番使えるのはメニュー表と価格表”実際に一番頻繁に作るのがメニュー表・料金表だ。季節ごとにキャンペーンが変わるから、月に1〜2回は更新が入る。
プロンプトはこんな感じで渡している:
美容室の春キャンペーンメニュー表を作ってください。
【内容】カット: 5,500円カット+カラー: 12,000円(4月限定 10,800円)ヘッドスパ: 3,300円
【デザイン指定】- 白背景、アクセントカラーはくすみピンク(#E8B4B8)- フォントはモダンかつ上品な印象- A4縦向き- 限定価格は目立つようにバッジかリボンで囲む- 余白多め、ゆったりした印象ポイントは「くすみピンク(#E8B4B8)」のように16進数で色を渡すこと。「ピンク」だけだと毎回違う色が出てくる。
SNS投稿バナーは縦型1:1と横型を使い分ける
Section titled “SNS投稿バナーは縦型1:1と横型を使い分ける”インスタ用の正方形(1080×1080px)は「1:1の正方形、Instagram投稿用」と明示すると正しいサイズ感で出てくる。Instagramストーリーズなら「縦型9:16」。
失敗したのは最初に「SNSバナー」とだけ渡したこと。するとPC向けの横長バナーが出てきた。モバイルファーストで見せたいサロンの場合は必ずアスペクト比を指定すること。
美容系で効いたプロンプトの工夫:
- 「韓国っぽいナチュラルテイスト」→ トーンが一気に決まる
- 「来店したくなるような雰囲気重視」→ コピー位置や余白の入れ方が変わる
- 「写真は使わず、テキストとシンプルな図形のみ」→ 素材がない時でも成立するデザインになる
予約案内・注意事項カードは一度テンプレを作ると楽
Section titled “予約案内・注意事項カードは一度テンプレを作ると楽”「施術前の注意事項」「キャンセルポリシー」といったカードは毎回ゼロから作らなくていい。一度気に入ったデザインが出たら、プロンプトを保存しておいて次回はそれを流用する。
テンプレプロンプトの例:
【ベーステンプレ】白背景、アクセントカラー #D4A5A5、明朝体見出し、ゴシック本文角丸カード、パディング広め、A6横向き---このテンプレートで「カラー後の48時間ケア方法」の案内カードを作ってください。「---」以降だけ変えれば毎回同じブランドトーンが保たれる。
一番やらかした失敗:ロゴを自動補完された
Section titled “一番やらかした失敗:ロゴを自動補完された”まだClaude Designに慣れていない頃、プロンプトに「サロン名を入れて」と書いたら、存在しないロゴマークを自動生成されてしまった。サロン名の横に謎のシンボルマークが…。
対策は「ロゴは使用しない。サロン名はテキストのみで表示」と明示すること。自前のロゴを使いたい場合は画像として渡す(対応している場合)か、Claude Codeと組み合わせてHTMLで実装するのが現実的。
月に何枚作るか試算してみた
Section titled “月に何枚作るか試算してみた”うちのサロン規模(スタッフ2名)でいうと、ひと月あたり:
- SNS投稿用バナー:8〜10枚
- 季節メニュー表の更新:2回
- DM・チラシ:1〜2種
これを全部外注していた頃の費用と比べると、Claude Designのサブスクは明らかに元が取れる。問題はプロンプトの精度を上げる最初の1〜2週間で、ここでコツをつかめば後は速い。
最初は「なんか違う」が続くかもしれないが、色指定と用途(縦・横・サイズ)を丁寧に書くだけで一気に精度が上がる。サロン系のデザインは方向性が明確なので、他の業種より習得は早いと思う。
作成日:2026年10月22日
更新日:2026年10月22日